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2015年2月8日日曜日

「国際会計基準の衝撃、商社決算で顕在化」

 こんにちは、稲田商会です。

 なんか重要そうなので、よく理解してないままに記事にします。

アングル:国際会計基準の衝撃、商社決算で顕在化(REUTERS)
2015年 02月 6日 21:20 JST
[東京 6日 ロイター] - 国際会計基準(IFRS)を先行導入している大手商社の2014年4―12月期決算が、大きな注目を集めている。
丸紅(8002.T: 株価, ニュース, レポート)は、買収した米穀物商社の減損処理を主因に通期業績予想を大幅に下方修正する一方、三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)は過去に減損処理した株式の戻し益が発生。日本基準を採用していたら、全く違った業績になったとみられる。IFRS採用のもたらした収益インパクトは、導入を検討する企業の判断に影響を与えそうだ。

<丸紅ショック>
最初に市場に衝撃を与えのは、1月26日に発表された丸紅の通期予想の下方修正。「市場も織り込んでいなかったので、衝撃が大きかった」(外資系ファンドマネージャー)との声が出て、「丸紅ショック」として受け取られた。 
(後略) 
出典:REUTERS



 会計は会社の経営状態を数値として取りまとめる方法です。
 会社の経営を明確化するための方法とも言えます。
 会計の仕方には、基準があります。
 というのは、会計というのは人為的に行っているものであり判断する人によっては如何様にも判断できてブレが生じてしまうため、それを防ぐ必要があるからです。
 また、株式会社などでは株主に説明を行うためには客観性のある数値である必要があり、そのためにも会計の基準に則っていることが求められます。
 さて、この会計の基準ですが、日本は会計基準として日本国内の考えでやってきたもの(これを日本会計基準といったりします)があったのですが、2001年頃にEUの域内で共通に使用する会計基準として国際会計基準(IFRS)が制定されました。

参考: 国際財務報告基準会計基準(ともにWikipedia)

 日本では「2007年8月8日、企業会計基準委員会はIASBと会計基準のコンバージェンスに合意し、2011年6月までに日本基準と国際会計基準の違いを解消することを合意」(国際財務報告基準-Wikipediaより引用)しています。
 また、「国民新党の自見庄三郎金融担当大臣は「少なくとも2015年3月期についての強制適用は考えておらず、仮に強制適用する場合であってもその決定から5-7年程度の十分な準備期間の設定を行うこと、2016年3月期で使用終了とされている米国基準での開示は使用期限を撤廃し、引き続き使用可能とする」との見解を表明」(国際財務報告基準-Wikipediaより引用)しており、その意味ではそろそろ国際会計基準に則った会計を行う時期となっていることになります。

 国際会計基準の導入によって、企業の経営状況の評価が大きく変化するのですから、標記のようにいきなり大きな赤字が計上されるようなことがあるわけです。
 いつ国際会計基準を導入するのかについては企業の側に任せられているところがあるようですが、この数年は大きく変動があるものと思っていた方が良さそうです。

 私は国際会計基準という用語があることは知っていましたが、今回の元記事のような大きな話になるとは思っていませんでした。
 こそこそやっている株にも影響があるので、はてさて困ったものだと思ってます。
 ふー。

 それでは、今回はこのへんで。

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