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2014年2月20日木曜日

ダイオウグソクムシは餓死ではないらしい?

 こんにちは、稲田商会です。

 先日、鳥羽水族館のダイオウグソクムシNo.1が死んだことを投稿しました。

 ダイオウグソクムシが死んだそうです

 その後、鳥羽水族館では死因などを確認するためNo.1を解剖したことが飼育日記ブログに掲載されています。

 ダイオウグソクムシ№1の解剖(画像注意)
(ダイオウグソクムシの解剖写真があるので、閲覧する方は注意してください)

 それによると、体重の減少もなく(1040g→1060gへ増加)、消化管の炎症なども見られないことから餓死ではないのではないかとの推測がされています。
 ただ、消化管の中が真菌を含む液体で満たされていたことから、その真菌について調査するとのことでした。

 ブログの中で興味深いと思ったのは、解剖するときに出たダイオウグソクムシの体液が当初無色透明のサラサラしたものだったのが、時間経過とより青紫色でゼリー状に硬化したとの記述です。
 硬化した体液の写真は、それこそ「エイリアン」から出る体液のイメージにピッタリです。
 うーん、さすがはダイオウグソクムシ。

 真菌との共生関係で“食事をしなくても大丈夫”とでもなれば、絶食6年目突入の謎も解けますが、私としてはダイオウグソクムシにはさらなる謎があってほしいと思います。

 いまダイオウグソクムシNo.1は冷凍保存されているとのこと。
 No.1さん、謎解明のため、もう少しの間お願いします。

 それでは、今回はこのへんで。

Analyticsでページビューが欠落する?

 こんにちは、稲田商会です。

 このブログで先日松山道の事故を記事にしたところ、Yahooの検索機能経由で多数の方が来ていただけました。
 有難うございました。
 その時に気付いたAnalyticsのことを書きます。

起きていた事象

AnalyticsはGoogleの無料サービスで、Webに特定のコードを埋め込むと、訪れた方の色々な挙動(どのページを何人が読んでくれたか、滞在時間はどの程度など)を教えてくれるものです。
 私はAnalyticsがどのようなものなのかを知りたかったので、このブログにAnalyticsのコードを埋め込んでいます。
 また、このブログのサービスBloggerは、それ自身でページビューやどこから来たかを記録しており、管理画面から確認できます。

 気付いた事は、Analyticsでの数値とBloggerでの数値に差があることです。

 日単位のページビューを以下に示します。

   t-inada-shokai.blogspot.jpのページビュー

日付 Blogger Analytics
2月12日 0 0 0
2月13日 5 3 2
2月14日 5 0 5
2月15日 4 0 4
2月16日 18 0 18
2月17日 18 13 5
2月18日 10 7 3
2月19日 10 7 3

 上の表に示す通り、常にBloggerの方がAnalyticsよりも多くなっています。

発生機構

この理由について、考えてみます。

 Analyticsの仕組みは当該ページにJavascriptのコードを埋め込み、それを実行することによってAnalyticsのサーバに各種情報(前のページ、現在のページ、滞在時間など)を送っているものと判断できます。
 一方、Bloggerは、私の推測ですがブログの提供元としてサーバのアクセス情報を元にしているのではないかと思われます(が根拠はありません)。

 ページにアクセスした際、サーバのアクセス情報は隠せませんが、Javascriptの動きは監視し制御することが可能です。
 特に昨今は、ページの中に埋め込まれたコードによって、個人がどのページを見ているかを連続的にトレースし、個人を監視することになりかねない状況が発生していることから、対策するためのツールが広まってきているようです。


 私のブラウザはChromeですが、GhosteryというAdd-onをインストールしています。
 このGhosteryは、「プライバシーの保護」をするためのツールで、情報のトレースを遮断するようになっています。
 私のブラウザでこのブログを開いたところ、見事にAnalyticsが止められていました。

Chrome+GhosteryでのAnalyticsの遮断
Chrome+GhosteryによるAnalyticsの遮断
これでは、Analyticsは正常に動作しませんね。(Google Adsenseも止められているのは(お金儲け的に)とても悲しいことです。)

今後考えられること

 さて、Analyticsでページビューが減ることとその理由が推定出来ました。
 これからどのようなことが発生するでしょうか。

 まず、ページビューあたりで支払われるアフィリエイトの仕組みが、ページビュー自体がきちんと測定出来ないために、崩壊する可能性が考えられます。
 それにかわって、サーバ環境を提供し多くのユーザを抱えて情報を送り出す側(Yahoo、楽天、FC2、Amazonとかになるのでしょうか)が、サーバのログ情報から確実なページビューを提供する側(今のAnalytics)になってくるかもしれません。
 Googleの商売の一部は価値が認められなくなっていく可能性が高いと思われます。

 この話は以下のリンクで言われている“ウェブ世界の終焉”にも繋がっていると思います。


 ページビューが測定出来ないところに出す広告と、確実にページビューが測定されるところに出す広告では、おのずと単価に差が生じてくると思います。
 なので、確実にページビューが測定される=環境全体を提供しているところへ広告が集まり、ビジネスになっていくのではないでしょうか。
 Amazonでは、ショップのページを提供するサービスをしているようですし、AppleのiTune storeはそれこそ単一の大きな環境が提供されています。
 これらの“閉じた環境”がビジネスの主体となると、お金は魅力に直結しますからそこに人が集中していくことになるのでしょう。
 Googleは今のままの魅力を保てないかもしれません。

 GoogleがGoogle glassや自律型自動車を開発したりしているのは、自身の“閉じた環境”を作るためなのかもしれませんね。

 あー、色々と妄想しました。
 私の著しい思い込みや誤りがあればご指摘ください。

 では、今回はこのへんで。