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2014年2月17日月曜日

大雪を切っ掛けとして物流とか災害時の道路確保とかが注目されるかも

 こんばんは、稲田商会です。

 NHK6時のニュースで大雪の影響で、道路上の立往生が解消していないことや、物流の停滞により生活面への影響の話が流れていました。

 このニュースを分解すると、色々と“今”の問題が浮かんできそうです。

「物流がトラック輸送によるところが大きく、道路が文字通り生命線になっている」
「物流の遅延に対する時間的余裕はあまり大きくない(=大幅な遅延は許容できない)」
「自然災害などの要因で道路が普通になった際の復旧に許される時間的余裕はそれほど長くない」
「孤立した状況となっても、携帯電話などを経由して音声、写真などの情報は流れている」
「(私の主観ですが)ツイッターや報道などで流れる情報に対して、自治体や国などによる対策の情報が不足しているように感じられる」

 他にもいろいろあるかもしれません。

 さて、これらに対してどのような対策が出来るのでしょうか。
 私の“寝言”を書いてみます。

 物流のトラック輸送への依存は、今の日本では仕方ないと思います。
 なので、いかに道路を確保するかを考えるべきでしょう。
 平常時と同じ“品質”で確保する状況と、“最低限の品質”で確保する状況を分けて、利用者もそれを踏まえた利用をするように出来ないかと考えます。
 別のニュースで流れていましたが、復旧対策時に放置自動車を強制的に移動するなどが出来るように法改正などが必要との点も解決すべきことですね。
 優先順位を明示して、諦める路線を設定することですね。

 物流の余裕を確保するためには、食物などでは消費期限を延ばすとかでしょうか。
 ただ、日本人的な“期限を何としても守る”との考え方がネックになるかもしれませんね。
 このあたりは難しいことだと思います。

 道路復旧への余裕は、色々な要因から対策しないといけませんね。
 一つは問題、異常の検知を出来るだけ素早く行えるように、センサーで連続的に監視することが必要でしょう。
 次は、異常を検知したときに速やかに判断することが必要ですね。
 合成開口レーダで地形状況の測定をすぐに出来るようにするとかリモートセンシングの拡充が望まれますね。
 さらに、予算と権限とを与えたノウハウのある全国的な組織が素早く動けるようにする必要がありますね。
 アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(Federal Emergency Management Agency of the United States、略称:FEMA)のような組織がいいのでしょうか。この辺りはよくわかりません。
 その組織で広報なども行えば、「非常時にはそこを見る」ような流れを確立できるのではと思います。
 情報は図形的に表現するとともに、外部への提供(APIなどでユーザーが欲しい情報を取得しやすい構造)を行って色々な情報との組み合わせが出来るようにしてほしいですね。
 データはパーツとして配布し、利用されることに意味があると思います。
 あと、復旧を速やかに行うために、機材の配置や運搬出来る仕組みが必要でしょう。(個人的には、オスプレイのようなVTOLで廃校のグラウンドに運ぶとかすればいいと思ったりします。)

 通信の確保は、現代では非常に大切ですから光ファイバ網と携帯電話網の確保は必要ですね。
 この辺りは、民間への免許などとの引き換えで義務付けすることが必要でしょう。
 日本上空の静止衛星で通信出来るとかを考えるべきですかね。
 個人的には、無線LANのアドホックモードのような分散型のネットワークを主要道路沿いに構築するなどして、時間はかかっても繋がるネットワークがあってもいいのかなと思います。

 情報の流布は、インターネット上での広報に加えて、カーナビなどの機器に道路上から情報を送信して警告することが出来れば望ましいですね。

 色々想像してみると、こういう対策を考えるのは難しいものですね。

 投稿内容が長くなってしまいました。
 それでは、今回はこのへんで。

道路の話

 こんにちは、稲田商会です。

 東名の渋滞は、そろそろ解消したのでしょうか。
 大雪の影響はすごいですね。

 管理する側から考えると、大量の雪と油断して対策していない通行車両はどうしようもないのですが、だからといって対策を行わないわけにもいかないのはつらいところです。

 私の思うところですが、次のような流れがあると思います。

段階1: 作るときに対策は考えるけれど、状態を確認するのは災害などが発生したときのみのもの

段階2: 作った後に定期的に状態を確認することにしたけれど、人力を主体としたもので、間隔の広い、頻度の低いもの

段階3: 状態の確認に機械を用いるようになり、間隔は広いものの連続的に行われるようになったもの

段階4: 状態の確認で間隔が密に行われるようになったもの

段階5: 状態の確認でデータそのものからグラフなどの図化、可視化したものとなったもの

段階6: 図化、可視化されたものを用いて方針の判断指標を行うもの

 東名の雪の話をみていると、雪についてはまだ段階3から段階4くらいにあるように思われます。
 通信量による制限が無くなり、センサーが廉価になってきていると思うので、すぐに段階5には行けそうだと、個人的には思います。

 昨今の天気予報のような「晴れ」の領域のように、地図の道路上に平均速度の連続的な図化を行えば、どのあたりでどのようなことが起きているかを判断できるので、先に手を打つのがしやすくなるでしょうね。

 道路構造的には、例えば上り線と下り線を行き来できる構造を問題の起きやすい個所に設けておき、問題発生時に流出しやすいようにすることでしょうか。
 問題発生時に、必要に応じてUターンさせて流出するのです。
 また、四国ではよくありますが、対面2車線での通行が出来るようにするのはどうでしょうか。
 上り線下り線のいづれかが止まってしまうより、対面2車線ででも流れが確保できる方が止まって渋滞するよりもましだと思います。

 さて、どのように動くようになるか興味深いですね。

 それでは、今回はこのへんで。