少子高齢化の影響が深刻なようです。
27予備校を大幅集約=代ゼミ、受験生減少で7校に(時事通信)
(2014/08/23-12:11)
大学受験予備校の代々木ゼミナール(東京)が来年春に、全国に展開する27拠点を東京都渋谷区の本部校など7拠点に縮小することが23日、分かった。少子化で受験生が減少し生徒が集まらない中、従来通りの拠点数を維持すれば経営上の負担も大きいと判断したもようだ。残す拠点は本部、札幌、新潟、名古屋、大阪南(大阪市)、福岡と、美術系の造形学校(東京)。拠点の縮小に伴い、講師は「契約を更新しないケースも出てくる」(広報)という。職員には優遇措置のある早期退職を募集する。
(後略)
これからは、教育業界も色々と変革の荒波に洗われていくんでしょうね。
元記事ではもうすこし状況の分析をしています。
引用、ここから。
(前略)
高度経済成長期以降、進学率が高まるにつれて大学受験予備校は急成長を果たした。しかし、学習塾業界の情報誌「月刊私塾界」の山田未知之編集長は「20年前に比べて浪人生が3分の1以下に減り、浪人生を対象にしていた予備校は厳しくなっている」と指摘する。
引用、ここまで。また、業界の流れは代ゼミが得意とする集団指導から個別指導へと移っており、こうした環境変化に対応しきれていなかったようだ。
個別指導とするには、指導する人員を低価格で大量に用意する必要があり、アルバイトなどの形態でしか雇えなくなり、「人気予備校講師」というのは一握りを残して消えて行かざるを得ないということでしょうか。
どこの世界でも雇われる側には厳しい条件が突き付けられるのでしょうね。
それでは、今回はこのへんで。
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