信じるも信じないも貴方次第。
人がニオイを感じているのは鼻だけではない。皮膚や前立腺など、他の組織細胞にも嗅覚がある(ドイツ・英国共同研究)(カラパイア)
2014年07月15日
人間の鼻には、350ものそれぞれ違った嗅覚の受容体があり、それらがニオイを嗅ぎ分け、そのシグナルを脳に伝える。だが、嗅覚の受容体があるのは鼻だけではない。体の他の組織細胞も嗅覚の受容体を使って、ニオイの化合物に反応しているという。特に皮膚細胞の嗅覚受容体は、サンダルウッド(ビャクダン)の香りに反応し、傷の治りを早くする可能性があることがわかった。
(後略)
同記事から引用します。
引用、ここから。
(前略)
鼻以外の嗅覚受容体は、精子、前立腺、結腸などにも存在し、例えば、精子の嗅覚受容体の活性化は、精子が泳ぐ方向やスピードに影響するし、結腸細胞の嗅覚受容体は、腸内の神経伝達物質セトロニンの放出を促す。ドイツと英国の新たな共同研究によると、皮膚の一番外側にあるケラチン生成細胞(角化細胞)にも嗅覚受容体があり、この受容体が活性化すると、皮膚細胞の代謝が活発になるという。
引用、ここまで。(後略)
皮膚に嗅覚受容体があるなんてしりませんでした。
もしかして、香油でマッサージするのって、鼻で嗅ぐ以外にも皮膚で嗅いでいる可能性もあるわけですね。
結腸の嗅覚受容体は、どんな匂いを感知出来るのか想像出来ません。
精子の嗅覚受容体は、そら匂いのする方に行くためなんだろうととても素直に理解出来ます。
生物は結構同じ仕組みをちょっと変えて別の仕組みとして利用するケースが多いのかもしれませんね。
植物なんかは基本パーツはそれほど違わないのにパーツの割合や組み立て方で千差万別の形態をしてますからね。
嗅覚は、結構古くからある感覚器官で脳の比較的古い部分が司っていると聴いたことがありますが、化学物質を検知するセンサと考えれば海の中でゆっくり動く生物にとっては一番重要なセンサだったと想像出来ます。
その後から、圧力センサ(触覚)や破損検知機能(痛覚)、捕食時用の化学物質センサ(味覚)、圧力変化による遠隔探知機能(聴覚)、光学的変化による遠隔探知機能(視覚)が形成されたのは、より効率的に動き、栄養摂取するために必要だったからと言われれば、その通りですよね。
この研究が進んだらどんなことが判ってくるのでしょうか。
とても楽しみです。
それでは、今回はこのへん
で。
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