それはもう、虎視眈々と。
フェイスブックがより密接なユーザー活動のトラッキングを開始(アスキークラウド)
2014年06月14日 07時00分更新
フェイスブックはブラウザのDo Not Track(トラッキング拒否) 設定を無視してユーザーのウェブ活動を追跡しようとしている。少なくとも、ユーザーにはそう宣告している。
次にあなたがフェイスブックにログインするとき、同社が広告機能を「改善」してユーザーのコントロール権限を増やすつもりだという通知を目にするかもしれない。フェイスブックのメッセージを分かりやすく言い換えると、同社はこれから、第三者サイトとアプリケーション上におけるユーザーのブラウジングと行動をトラッキングし、取得した情報をよりパーソナライズされた広告の配信に活用する、ということだ。
(後略)
同記事から引用します。
引用、ここから。
(前略)
フェイスブックは広告のためのトラッキングに関してオプトアウト(無効化)の選択肢を提供するが、ブラウザ上での「Do Not Track(トラッキング拒否)」要求は受け入れないようだ。つまり、ユーザーがSafariで「トラッキングの拒否をサイトに通知する」を設定していたり、Chromeで「閲覧トラフィックと一緒に『トラッキング拒否』リクエストを送信する」を選択していたとしても、フェイスブックはそれを無視するということになる。代わりにフェイスブックは、「Digital Advertising Alliance(DAA) 」を通じてこのタイプの広告ターゲティングを避けることができると言っている。DAAは、インターネット利用者に115社の参加企業によるトラッキングへの拒否権を提供するものだ。もちろん、そのオプトアウトのプロセスには時間がかかる上、ユーザーが使っているブラウザ上で対象となるページを訪問しているときだけ有効となる。また、もしユーザーがすべてのCookieを何かしらの理由で消去した場合は、知らないうちに広告トラッキングに対して再びオプトイン(有効化)していることになる。
引用、ここまで。(後略)
「便利である」と言うことの一つは、「先回りして何かをしてくれる」ということです。
そのためにはある程度の情報を取り込む必要があるでしょう。
同様に、何かにお金を使ってもらうためにも「先回りして何かを提示する」ことは効果的です。
ただ、それをユーザにとって「便利である」に結び付けないと「情報を略われている」ように思われてしまうと考えます。
この先もっと身体と情報機器が一体化するような状況が進展していくことと思いますが、そのときにどのような情報まで外部に与えるのかがきちんと決められていないととても困ったことが起こると想像します。
「グレーゾーンだからしても良い」との状況は、きっと何らかの切っ掛けで大きな規制が入る直前の状況にあることを示していると思います。
どんな切っ掛けで、どんな方向に動いていくのでしょうか。
自分の情報が垂れ流しにならないよう気を付けると共に、状況の進展に注目していきたいと思います。
それでは、今回はこのへんで。
0 件のコメント:
コメントを投稿