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2014年3月31日月曜日

沖ノ鳥島で土木工事中に転覆(4/3追記あり)

 こんにちは、稲田商会です。

 形を見ると「スパット台船」に見えるんですよね。
 亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

沖ノ鳥島で桟橋転覆、5人死亡2人不明 設置作業中(日経)
30日午前7時半ごろ、沖ノ鳥島(東京都)の港湾係留施設の建設現場で、設置作業中の桟橋が転覆、作業員16人が海に投げ出され、5人が死亡、2人が行方不明になった。他の9人は救助され、うち4人が軽傷を負った。第3管区海上保安本部(横浜市)は巡視船と航空機を現場に派遣し、業務上過失致死傷容疑を視野に事故の詳しい状況を調べる。 
(後略)

「あり得ないこと起きた」 原因不明?「確認中」繰り返す(産経MSN)
東京都心から南に約1700キロに浮かぶ絶海の孤島・沖ノ鳥島(東京都小笠原村)で5人が死亡した事故。工事を発注した国土交通省関東地方整備局(横浜市)の松永康男港湾空港部長は30日、会見で「想定外という言葉が適当か分からないが、通常あり得ないことが起きた」と漏らした。 会見ではパネルや写真資料を示し、船の位置関係などを説明したが、事故の詳しい状況については「何らかのトラブルが発生した、としか言えない」「現在確認中」などと繰り返した。 
(後略)



 構造として台船の部分に十分な重量とそれに見合う浮力があり、「足」の部分の重量が掛かっても安定するように設計されていたと思われます。

 今回の事故当時の写真では、運搬用の台船を沈めて自身の浮力で浮かんでからそれほど時間がたたない時点で傾き始めたことが読み取れます。

 (専門知識の無い素人が)事故原因を想像すると、“桟橋”が浸水して傾斜したのではないかと思われます。
 ただ、普通は事前に浮くことなどをテストしているはずなので、突然ここで穴が開くなどして浸水したとは考えにくいです。
 可能性としては運搬途中でなんらかのトラブルにより水の浸入口が出来たか、閉じておくべき扉が開いたままになっていたなどではないでしょうか。
 (上記は無責任な想像で、根拠はありません。)

 対策をするための事故原因の解明、行方不明者の捜索とあわせて、工事の安全な実施がおこわなれることを期待します。

(4/3追記)

 原因はえい航時のバランスが取れなかったためと考えられているようです。

事前にえい航実験せず 沖ノ鳥島桟橋事故でJV側 (日経新聞)
 沖ノ鳥島(東京都)で起きた桟橋横転事故で、工事を受注した共同事業体(JV)側が桟橋を海上でえい航する実験を事前に行っていなかったことが1日、国土交通省への取材でわかった。クレーン船を使って海上に浮かべる実験はしたが、事故時の条件とは異なっていたという。 
(後略)
やはり、素人の推測は当たりませんね。

(追記終り)

 それでは、今回はこのへんで。

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