どちらが先なのか、判別した根拠が想像できません。
プレート移動「マントルが原因」 海洋機構が裏付け証拠発見(47NEWS)
地球の表面を覆うプレートと呼ばれる岩板が動くのは、下で対流するマントルが原動力になっているとの説を直接裏づける証拠を発見したと、海洋研究開発機構のチームが30日付の英科学誌ネイチャージオサイエンスに発表した。
(後略)
プレートテクトニクスでは、地球の表面はマントルという液体の上に浮かんでいるプレートが移動していると考えます。
プレートの移動はその動力源として、
・プレートが沈み込むときに引っ張られて動く
・マントル自体が対流するのにプレートが引きずられる
の2つの考え方があったようです。
今回、海洋機構が証拠を確認したようなのですが、上の記事では良く判りませんので、他の記事も参照します。
地球表面のプレート移動、マントル要因を裏付け 海洋機構 (日経)
(前略)
研究チームは北海道南東沖100~700キロの太平洋でプレートを調べた。この場所のプレートは約1億2千万年前に当時存在した海嶺(かいれい)と呼ばれる場所で生まれ、その直後の状態が残っているとされる。調査船から人工的な地震波を海底に照射し、その伝わり方などからプレート内部を分析した。プレートの固い部分には、横方向に引っ張られることでできたとみられる特徴的なひび割れが一定の間隔で見つかった。海嶺で上昇して横方向に動いたマントルがプレートを押したときに生じたと結論づけた。同機構の小平秀一プログラムディレクターは「海嶺で生まれたプレートはマントルに押されて動いていたはずだ」と話している。
(後略)
「弾性波探査の反射法で詳細に調べたら、横方向の一定間隔の引っ張り応力によるひび割れが見られた」ことを根拠にマントルからプレートが力を受けたと推論したようです。
反射法でひび割れが見えるのかは、論文の図表を見てみないと何とも言えないですね。
ひび割れが一定間隔で見られたとの表現についても、論文を読んでみたいところです。
あと、検証として現在の海嶺付近で同様のひび割れが同様の間隔で存在するかを調査してほしいですね。
それでは、今回はこのへんで。
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