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2014年3月21日金曜日

「同性間で子どもをつくることは可能か?将来的には高い確率で可能~その技術的検証」との記事

 こんにちは、稲田商会です。
 この記事を書かれた方はまじめな方と思います。

同性間で子どもをつくることは可能か?将来的には高い確率で可能~その技術的検証(ビジネスジャーナル)
 こんにちは。江端智一です。
 2月17日付当サイト記事『精子提供サービスの実態と、ヒトのクローンにおける安全面の課題、および技術的進歩』では、自分のDNAを100%継承するヒトクローンについて言及し、3月18日付記事『同性間で子どもをつくることはできる?検証のための基礎知識~iPS、ES細胞』では、多能性幹細胞であるiPS細胞と、誘導物質(オーガナイザー)を使うことで、拒絶反応のない自分だけの臓器をつくり出せる可能性について考察しました。
 今回は、「同性間で子どもをつくることはできるのか」について考えてみたいと思います。 
(後略)


 記事の内容は、きちんとロジックのある文章になっています。

引用、ここから。
(前略) 
 同性間の性行為によって子どもができることはありません。自然は、ヒトの同性間生殖をまったく予定していなかったので、これはあきらめていただくしかありません。
 しかし、私がインターネットで調べた限りにおいて、同性間でも「子どもが欲しい」というニーズは存在し、そしてその関心は非常に高いようです。
 とりあえず、ここでは同様のニーズが十分にあるものと仮定して、さらに、倫理、宗教、主義主張、そして法律等の話を一時全部忘れて、「技術面」のみから、この可能性についてアプローチしたいと思います。 
(中略)
 以上、3つの方法について検討しましたが、結論として「同性間で子どもをつくりたい」というニーズに応えることは、将来的には可能になると考えます。 
(後略)
引用、ここまで。

 この記事を読んでの感想ですが、どのような疑問に対しても真摯に対峙する姿勢は素晴らしいと思いました。
 私は、自身を「科学を信奉する者」「科学が私の宗教」などと冗談で言っていますが、科学者たるものとしては、このような疑問に対して、倫理や社会観念などをすっ飛ばして、技術面のみから考える立場を常に取るべきだと思います。
 その点では、この記事の著者は、素晴らしい方だと思います。

 えーっと、「倫理や社会観念などをすっ飛ばして、技術面のみから考える立場を常に取るべき」と書きましたが、私はマッドサイエンティストやアナーキストという訳ではありません。
 そのあたりについては、お間違いの無きようお願いいたします。

 それでは、今回はこのへんで。

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