火災によって、橋桁が変形しているとのことです。
通行止め続く…首都高3号線火災 橋桁変形(03/21 05:57)(テレビ朝日)
20日、東京・渋谷区の首都高速の高架下にある工事現場で火事があり、作業員1人がけがをしました。首都高速は一部区間で通行止めが続いています。
(後略)
同記事から引用します。
引用、ここから。
(前略)
警視庁によりますと、古い塗装を剥がす作業中に使っていた可燃性の液体が照明用の電球に付いて火が出たということです。
首都高速道路会社は20日夜遅くに会見し、この火災で橋桁の一部が変形したと発表しました。
上りの通行止めの解除は早くても21日午後以降になり、下りは足場の損傷が激しいことなどから、復旧のめどは立っていません。
(当ブログにて一部改行しています)(後略)
引用、ここまで。
塗装工事で以前の塗装を剥がすのに溶剤を使用するのは判りますが、照明用の電球に付着して発火したとなると、事前の対策が十分でなかったことになるんでしょうか。
予見性があったとは言いづらい気がします。
対策するとしたら、
1.LEDの照明にして発熱を抑える
2.提灯のようにバルーン状の外套をかぶせる
等が考えられます。
2.の対策は上手くすれば、防水性や耐衝撃性、内部を半分遮光性にして光量分布の制限など、現場で使用する際の利点になるので、検討してみても良いかもしれません。
橋桁の変形ですが、どの程度変形したのか気になるところです。
高速道路の交差部で下に一般道がありますから、対策を取るにも大変でしょうね。
以前にも首都高で火災のニュースがあったと思い調べてみると、6年前にありますね。
【首都高速火災事故】写真で見る復旧までの軌跡(前編) 2008/11/20(日経BP)
10月14日正午、タンクローリーの火災事故から73日目に首都高速5号池袋線が全面開通した。約20億円を投じて、火災の熱で損傷した高架橋の鋼桁と床版を2径間分の計40mにわたって架け替える工事は前代未聞。部分開放しながら半断面ずつ施工するという厳しい条件の下、当初の予定よりも工期を約1カ月短縮した。架け替えの施工手順と復旧までの軌跡を写真で振り返る。
(後略)
このような状態を見ると、災害時に都内の交通が混乱する過程として、主要道路の交差点部と高速道路高架橋部で火災が同時多発的に発生する事態が想定されます。
それから考えると、首都直下型地震で、耐震性の面では耐えられたとしても、同時に発生する可能性のある火災への耐性はあまり高くない可能性があります。
関係機関は火災に対する対策を検討、実施して頂きたいと思います。
それでは、今回はこのへんで。
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