こんにちは、稲田商会です。
東日本大震災から、今日で丸3年が経過します。
東日本大震災(Wikipedia)
地震による被害、津波による被害、原発事故による被害。
複数の要素が襲い掛かり、多くの犠牲者、被災者が発生しました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
また、被災者の方に心の平安が訪れることをお祈りいたします。
東日本大震災を話題にする際、“復興”や“元の暮らしに戻る”との表現が多くされています。
ですが、一度不可逆的な変化が生じたものが元に戻る訳がありません。
それは、“元と同じようなものを新たに創造する”ことです。
その意味で、昔のものそのものが取り戻せるのではなく、新しいものの上に昔のものから必要な部分を引き継ぎ、継ぎ目を埋めて一体化することになります。
被災地ではない土地に生活する私ですが、「国内での深刻な原発事故が発生していなかった昔の日本」とは異なる「深刻な原発事故を経験した現在の日本」にいるとの意味では、不可逆的な変化が生じた後の状況にいると考えます。
震災による被災状況はとても悲惨なものと思いますが、戦争や紛争でも同様の状況が発生するとの意味では、太平洋戦争の戦中、戦後で経験のある事態だとも言えます。
太平洋戦争の後、敗戦として社会情勢の大きな変化があったことは“元と同じようなものを新たに創造する”には大きな動機づけになったものと推測します。
東日本大震災は、原発停止による影響を考えると影響範囲は被災地のみに留まらず、日本全体に影響があったと考えられます。
その意味では、被災者の方は直面されている“元と同じようなものを新たに創造する”問題は、被災者ではない方にも当てはまるのではないかと考えます。
“被災地が元に戻りますように”と考えるのではなく、“東日本大震災による影響を受けたところが新たに創造されるには如何にすべきか、またそれはどのように考え、携わるるべきか”を出来るだけ多くの方が考えて頂ければと思います。
それでは、今回はこのへんで。
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