11年ぶりに北海道でオーロラ（追記有り）

　こんにちは、稲田商会です。

　さて、何かがあるんでしょうか。

約１１年ぶりのオーロラ観測　上空赤く染まる　北海道（産経ニュース）
2015.3.18 20:33

　北海道名寄市の「なよろ市立天文台」は１８日、オーロラを観測し、写真撮影に成功したと明らかにした。国内では平成１６年１１月に下川町などで観測されて以来で、約１１年ぶりという。

　天文台によると、職員の中島克仁さん（４３）が同日午前０時半ごろから午前４時２０分ごろまでの間に撮影。肉眼では見えなかったが、写真では天文台から北の上空がオーロラでうっすらと赤く染まっているのが確認できた。 

（後略） 

出典：産経ニュース

　太陽の活動周期は11年くらいだったとおもうので、太陽の活動周期に合わせてオーロラがでたのかなとも想像しますが、いまが極大期だったのかどうかも確認しないといけないですね。
　太陽活動がちょっと変というのを何年か前に見たように思いますが、今は順調になっているのでしょうか。
　何か気になってきたので、調べてみました。

参考：　黒点情報（SWC宇宙天気情報センター）

　最近12ヶ月の観測値でみると、次のようになっていますね。

最近12ヶ月の観測値（月平均値）
データ日： 20150318 (UT) ©SIDC
年月（UT)　、 黒点数 Ｆ１０．７
2014年03月、 91.9 149.9
2014年04月、 84.7 144.3
2014年05月、 75.2 130.0
2014年06月、 71.0 122.2
2014年07月、 72.4 137.3
2014年08月、 74.6 124.7
2014年09月、 87.6 146.1
2014年10月、 60.6 153.7
2014年11月、 70.1 155.3
2014年12月、 78.0 158.7
2015年01月、 67.0 141.7
2015年02月、 44.8 128.8

　これから言うと、黒点数は少なくなってきている時期なんですね。

　あら、そうなんですね。

　ふーん、「北海道でオーロラが観測される程度に地球磁場に荷電粒子が飛んできていても、太陽活動としてはそれほど活発ではない」、ということなんでしょうか。

　地球磁場がなんか変調を来しているのかなあ。

　ちょっと、不安になってきますね。

追記、３／２０　１：１８

　どうも世界的に強い磁気嵐があったようです。

世界各地でオーロラ観測　強い磁気嵐で発生（CNN）
2015.03.19 Thu posted at 11:33 JST

（ＣＮＮ） 米国や欧州、オーストラリア、ニュージーランドなどの一部で１７日夜～１８日未明にかけてオーロラが観測された。

米東部標準時の１７日午前１０時（シドニー時間１８日午前１時）ごろ、太陽から放出された大量の電気を帯びた粒子が地球に到達。大気圏の上層部で地球の磁場に衝突してオーロラを発生させた。

磁気嵐が強いほど、極地から離れた地点でもオーロラが現れる。米海洋大気局（ＮＯＡＡ）によれば、今回の磁気嵐は５段階で上から２番目の強さだった。 

（後略） 

出典：CNN

　そう言えば、コロナ質量放出でしたっけ、太陽表面での現象から地球に到達するまで２～３日かかるのって。
　それがあって、プラズマが大量に地球に押し寄せたんでしょうかねえ。
　今回のは上から２番目とのことなので、まあ余り大きく無くてよかったです。

　それでは、今回はこのへんで。