私は測って欲しくないです。
組織の“ハピネス度”をウェアラブルセンサーで測定する新技術 日立が開発(ITmediaニュース)
2015年02月09日 19時47分 更新
日立製作所と日立ハイテクノロジーズは2月9日、組織に所属する人々にウェアラブルセンサーを装着してもらい、測定した行動パターンから、組織の幸福度「ハピネス度」を予測する技術を開発したと発表した。組織のハピネス度は生産性向上につながることも確認したという。センサーとクラウドサービスを組み合わせ、生産性向上ソリューションとして展開する。
(後略)
出典:ITmediaニュース
「ハピネス」をどのようにセンサで測るのかが一番の興味ある点だったんですが、身体の動きを加速度センサで測って、どれくらいの揺れ方をしているかで判断しているようです。
元記事から引用します。
引用、ここから。
(前略)
今回、同センサーを使い、7社10組織・468人の従業員について、業務中ののべ約5000人日、50億点の身体運動を表す加速度データを取得。被験者には、抑うつ度を自己評価するアンケート「CES-D」を提出してもらい、その結果から「ハピネス度」を算出した。センサーで得た身体運動の持続時間とハピネス度の相関を解析し、集団ごとに集計したところ、高ハピネス度の集団では身体運動の持続時間の頻度分布が富士山のように曲線を描きながらすそ野が長く伸びるのに対し、低ハピネス度の集団では直線的に低下していることが分かった。この結果から、センサーで得られた集団の加速度データから「ハピネス度」を予測するモデルを考案。これを実データに適用したところ、センサーで得たデータから高い精度で集団の「ハピネス度」を予測できることを確認したという。
(後略)
引用、ここまで。出典:ITmediaニュース
このグラフを見ると、「ハピネスの高い人(幸福な人)は時々長い時間身体を動かしている」といっているように思われます。
うーん、「心が弾んでいる」と「身体も弾む」ということなんでしょうか。
反対に苛々しているときに貧乏揺すりとか出てきそうな気がするんですが、どうなんでしょう。
まあ、やる気の無いときには「出来るだけエネルギを使いたくない」と考えてじっとしているのかもしれませんね。
さて、この機器がどの程度これから売れていくのでしょうか。
ウェアラブル端末を「意味あること」に使った事例としては初めてだと思うので、できれば商業的に成功して後続のウェアラブル端末の道を切り開いて欲しいものですが、個人的にはこの商品が売れるとはあまり思えません。
それとも日立のネームバリューで売れるんでしょうか。
たぶんその機会はないと思いますが、もし私がこの機器を使ってハピネスを測られることになったら辞退したいと思います。
それでは、今回はこのへんで。
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