そんな機械的な反応なんですね。
「美」感じる脳の部位発見 医療分野への活用も期待(琉球新報)
2014年11月22日
人が絵画や音楽を「美しい」と感じたとき、脳の一部分の血流量が増加する―。英ロンドン大神経生物学研究所の石津智大研究員(34)=神経美学=のチームが米専門誌などに発表した研究結果が注目されている。この部位はうつ病や認知症などの疾患で活動が落ちるとされ、石津研究員は「『美』によって活性化させる手法は、医療の分野などで生かせるのではないか」と期待する。
(後略)
「美しい 」というのが、脳の一部の血流量の増加と結びつくという研究結果ですが、理解できますが納得はし辛いですね。
この研究結果に従えば、例えばその部位に外部から磁力で血流を増やすようにしてやれば、真っ白い画面を「美しい」と感じさせることが出来ることになります。
私は、人の「美しい」と感じるのは理性の働きの中にあると思っている部分があります。
また、私は、思考とは脳細胞の電気信号と化学反応の組合せによって形成されるとの認識もあります。
「美しい」との認識が脳の一部の血流量と関係するとするならば、脳細胞の電気信号や化学反応などの決定論的作用の無数の相互作用の中から思考という(見かけ上)非決定論的なものが生まれてくることになります。
チューリングマシンのテープや状態を途轍もなく複雑にしていけば、人の思考になり得るとの話になってしまいますね。
計算機の能力が向上していくと、いつかは「HAL9000」や「スカイネット」を産みだすことも可能かもしれませんね。
私はそんな時代には生きていられないでしょうけれど、どんなものかを見てみたい気はします。
それでは、今回はこのへんで。
0 件のコメント:
コメントを投稿