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2014年10月8日水曜日

IMFの日本成長率予想、下方修正

 こんにちは、稲田商会です。

 先進国で最大の下げ幅ですか。

日本成長率のIMF予想、先進国で最大の下方修正(reuter)
2014年 10月 7日 22:30 JST
[東京 7日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は7日発表した最新の世界経済見通しで、今年の日本の経済成長率予想を0.9%とし、7月時点から0.7ポイント引き下げた。先進国の中で最も大きな下方修正となった。
 2015年の成長率予想についても0.2ポイント引き下げ、0.8%とした。
 IMFはまた、日銀の政策に関し、物価上昇ペースが鈍る、あるいは経済成長率が予想を下振れた場合は一段の緩和が必要との見解を示した。ただ、構造改革や長期的な潜在成長力押し上げに向けた取り組みを同時に実施する必要があるとした。
 一方、2015年10月に予定される10%への消費税率引き上げについては、予定通り実施するべきとの見解を示した。
 IMFは「非常に高水準な公的債務を踏まえると、財政規律を確保するために消費再増税の実施は極めて重要だ。ただ、消費再増税は内需に打撃を与える可能性が高く、景気への信頼感と投資の回復が必要となる」と指摘した。
 IMFはまた、今年4月の消費増税を背景とする第2・四半期国内総生産(GDP)の大幅減について、短期的となる見込みで、その後は緩やかに回復するとした。 
(後略)



 「IMFは財務省の海外窓口」のような声も聞きますが、財務省の“消費税再増税”に与する発言ですよね。
 成長予想を先進国では一番の幅で引き下げる要因となったのはほぼ消費税増税でしょうから、それをもって判断すれば景気回復には消費税再増税を一時的に延期する方が良いはずなのに、消費税はそのまま予定通り導入すべきとの考えは、整合的とは考えられません。
 財務省辺りは、これを根拠に消費税再増税に向かっていくようになるんでしょうね。
 さて、結果はどうなるのでしょうか。
 あと2月くらいで決着するはずですから注目したいと思います。

 それでは、今回はこのへんで。

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