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2014年6月18日水曜日

飛ばないテントウムシ

 こんにちは、稲田商会です。

 それは、お金になるそうです。

飛ばないテントウムシ、見参! 逃げずサボらず害虫退治(朝日新聞)
2014年6月18日21時23分 (元記事の全文を読むにはログインが必要です)
 品種改良で生まれた飛ばないテントウムシが、害虫アブラムシの天敵として、ビニールハウスで使われることになった。飛距離の少ないものを約30世代にわたって選び続けた。羽根はあるのに飛ぼうとしても飛べず、逃げたり仕事をさぼったりしないのが利点だ。(後略)



 元記事の全文を読んでないのですが、「約30世代にわたって選び続けた」というのは大変な労力ですよね。
 調べてみると1世代が約2ヶ月とのことですから、30世代で60ヶ月=5年間になります。
 お金と根気の必要な作業ですね。

 と言う点もそうですが、進化の点で見ると凄い話だと思います。

 交配する相手が制限されるような少数のグループが特定の条件を満たすような選別の圧力を受けた場合、30世代程度でその方向への特性が遺伝的に固定化してくると言うことです。
 人間の世代が20年として、600年程度掛ければある程度の遺伝的な形質の固定化が出来るかもしれないわけです。
 そう考えると、数百万年前から始まったと言われる人類と類人猿との分化で大きな差が生じていることも、納得出来るような気がします。

 それでは、今回はこのへんで。

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