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2014年6月28日土曜日

BCPの作成、大手で約半分

 こんにちは、稲田商会です。

 作れる所は、それなりに現実をしっかりとみることが出来る企業と言えると思います。

事業継続計画作成、大企業の半数 13年度調査、中堅は25%(47NEWS)
2014/06/27 16:31
 巨大災害が起きても会社の活動を維持できるよう、事業継続計画(BCP)を作成した大企業が2013年度時点で53・6%にとどまることが27日、内閣府の調査で分かった。11年度の前回から7・8ポイント増え、07年度の調査開始以来、初めて50%を超えた。中堅企業は4・5ポイント増の25・3%。東日本大震災を経験しても、対応が進んでいない実態が明らかになった。 
(後略)


 それ以外の企業はどのように考えているのでしょうか。

 私の想像する日本的な企業は、業務継続計画のようなものを作ろうとした場合に「計画されたものは必ず達成される」との考えが強すぎて、「計画したことが達成されないような状況は発生し得ない」などの方向に進みやすいように思います。
 それによって「まず結果ありき」で「結果に合致するような条件を設定」するように思われるのです。

 そうなると事業継続計画の作成は困難になることでしょう。
 何しろどんなことがあっても「そんなこともあろうかと」と対策がされているわけですから、危機的な状況を想像出来なくなります。
 もしくは、「そんなことを考えていたらキリがない」となって思考停止になってしまいます。

 私の考える事業継続計画は「①いろんな状況を制限無しで考えてテーブルに並べ、②並べたものに対応の範囲内か範囲外かを識別し、③対応の範囲内のものには対応策を考え、④対応策の立てられないものについては影響を最小限にする方法を考える」ことだと思うのです。
 その最初の方で制限がかかってしまっては、事業継続計画でありながら実効性のないただの読み物になってしまうのではないでしょうか。

 個々の人間でも同じですね。
 「自分の出来る範囲以外は想像や想定をしない、しても仕方が無い」と言う方が想定外の状況になると「なんでこんなことになるんだ」と言うことが多いように思います。
 そして、そう言う方は想定外の状況では「なにをすべきなのか判らない」と思考停止になるように思います。

 いろんなことを柔軟に考えられるようにしたいですね。

 それでは、今回はこのへんで。

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