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2014年5月11日日曜日

中越比、緊張高まる

 こんにちは、稲田商会です。

 本当に戦争になってしまうのではないかと気になっています。

ベトナムが中国船の体当たり・放水映像配布 国際社会にアピール  2014.5.10 18:20(産経新聞)
 ベトナム政府は10日までに、南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島海域での中国艦船によるベトナム艦船への体当たりや放水のビデオ映像を外国報道機関に配布した。 
(後略)



 この記事に関連する、色々な記事がありました。

日本:
周辺有事「放置すれば戦禍」のみ 集団的自衛権で政府検討 2014/05/10 18:36  (47news)

ベトナム国内:
ベトナム南部で反中国デモ 国営紙も異例の報道 2014.5.10 19:20(産経新聞)

フィリピン:
フィリピンが中国漁船拿捕 南シナ海、11人乗り 2014.5.7 17:36 (産経新聞)

ASEAN会合(ミャンマー):
ASEAN:南シナ海控えめ…対中経済に配慮 議長声明案 2014年05月10日 08時00分(毎日新聞)
南シナ海問題に深刻な懸念 ASEAN外相が共同声明 2014/5/10 19:28(日経)

 状況について、私なりの理解を以下に記します。

 中国の南方にベトナム、フィリピンなどに囲まれた南シナ海があります。
 そこに浮かぶ島々に、西沙諸島、南沙諸島があります。

図中の線は、各国が主張する管轄海域(赤:中国、青:ベトナム、黄:フィリピン)

 上図のとおり、西沙諸島、南沙諸島では、ベトナムやフィリピンに近いところにありますが、南シナ海のほぼ全域を覆うように中国が管轄海域を主張しており、対立が生じています。
 これらの島々は石油などの天然資源が埋蔵されていると考えられており、領土というより資源を取り合う構図です。

 中国は、経済力などを背景に高圧的な姿勢で臨んでおり、日本に対しての尖閣諸島と同様の状態となっています。
 特に、中国は最近のウクライナ情勢で、ロシアの動き方を見て、「ある程度力押しをしても徹底的な反対に合うわけではない」ことを学び取り、力押しをする方へと傾いているように思えます。

 中国とベトナムは1979年に戦争を行っており、ベトナム側が勝利していますが、両国が勝利宣言をする状態となっています。
中越戦争(Wikipedia)

 私には、これらの状況から、中国が政治的に折れて戦争を回避しようと考えることはないのではないかと思われます。
 少なくとも、経済的に戦争の見返りによる資源が得られるのであれば、共産党が国民の命をそれ以上の価値があると考えることはないのではないでしょうか。

 もし、戦争が起こったとしたら、どのようになるのかは、私には想像出来ません。
 ただ、日本の株式市場からの外国人の撤退や資源の輸送路の代替、輸入品の価格上昇などから経済に対して大きな“負のインパクト”となることは確実だと思われます。

私は、今のままで中国の体制が継続するのはまた別の問題に繋がるなどすると思うので、出来れば共産党政府が崩壊し、より小規模の国(今の省程度の大きさでしょうか)に分裂することを期待しています。
 おそらく、そうなったらそうなったで別の問題が出てくるのでしょうが、現状で留まれるように思われないほど中国は色々と危うい状態にあるようなので、次のことを考えるしかないと思います。 

 それでは、今回はこのへんで。

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