窓の外は、結構な勢いで雨が降っています。
3月からの大雨で、斜面崩壊などが発生しないか心配です。
関係者の皆様、お気を付け下さい。
閑話休題
Amazonが出版流通の再編の火蓋を切っているようです。
出版流通を揺るがす”終わりの始まり”…取次化する巨人・アマゾンにすり寄る出版社たち【1】取次再編(サイゾー)
アマゾンと出版社との直取引がここ1年で拡大している。その背景にあるのが、楽天ほか、大手出版社や大日本印刷による業界第3位の取次・大阪屋を救うための出資だ。競合相手の楽天の傘下に入る予定の大阪屋とは日本上陸以来の取引先だが、同社との決別を視野に入れ、自らの取次機能を強化しようと急ピッチで直取引の物流網を整備し始めている。これはアマゾンが粛々と事業を拡大するというレベルを超え、出版流通を大きく揺るがす”終わりの始まり”なのである。
(後略)
出版の流通と言えば、トーハン、日販の2大取次が主体的な市場だと言われていますが、Amazonと組んだ大阪屋が大きく伸びたとの話を以前に聞いたことがあったと思います。
大阪屋が楽天に飲まれ、Amazonが直接出版社と取引するようになると、この業界自体が根底から変わることになるのでしょう。
(前略)
ある出版関係者は言う。「きっかけは昨年に朝日新聞や日経新聞に掲載された、楽天が大阪屋へ出資し、傘下に置くという記事だった。仕入れ先である大阪屋が、ライバル会社・楽天の子会社になることを看過できなかったアマゾンは、『大阪屋との取引を近い将来に停止する、その代わりにe託販売サービスの契約をしてほしい』という話を出版社に持ちかけ始めた。しかも、今サインすれば期間限定ではあるが従来よりもいい条件で契約するとまで言って参加を促していた。取引条件の緩和を口にするほど焦っているようだった」
(中略)
巨大ネット小売企業が、出版流通の要である金融と物流機能までをも持ち始めようとしている。まして、ますます高まるアマゾンの販売力に中堅どころの出版社の方からアマゾンとの関係強化に努め始めている。もはや、業界3者などと言っていた時代は終わりを迎えている。これまでのメリットはもう、デメリットでしかない――少なくともe託販売を実施する出版社たちは真剣にそう考えているようにみえる。Amazonさんには大変お世話になっているので頑張ってほしいところですが、たしかAmazonで物を買っても日本に税金が入らないんですよね。
出来れば日本でもAmazonに対抗するようなところ(ただし楽天を除く)が出てきてほしいところです。
それでは、今回はこのへんで。
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