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2014年3月25日火曜日

ウクライナがやや弱気になっています

 こんにちは、稲田商会です。
 ウクライナとしては、とことんロシアと対抗することは出来ないとの考えなのでしょう。

ウクライナ、クリミア駐留部隊に撤退命令(AFP)
【3月25日 AFP】ウクライナは24日、ロシアによるクリミア(Crimea)半島編入を受け、自国部隊のクリミア撤退を命じた。数の上で劣勢のウクライナ軍はこれに先立ち、迅速にクリミア併合を進めるロシア軍によって、さらに自国軍基地の1つを掌握されたばかりだった。
 アレクサンドル・トゥルチノフ(Oleksandr Turchynov)大統領代行は有力議員らに対し厳粛な面持ちで、クリミアの部隊とその家族を本国に移動させると伝えた。「安全保障国防会議は、国防省の指示の下、クリミア自治共和国に駐留している部隊の配置転換を実施するという決断を下した」 
(後略)



 これでクリミアはほとんどロシアになってしまうでしょう。
 ウクライナとしては、これからは(クリミアを除く)自国の防衛に向かうので、東部のロシア住民の多い地域での治安維持が焦点になってくると思われます。

 プーチンはクリミアを手に入れることには成功したと言えるでしょう。
 あとは、国際社会との関係を如何にするかが課題となると思われます。

 EUや欧米は、G8からのロシアの追放を決めました。

ロシアのG8参加停止を確認…G7、ソチ欠席へ(読売新聞)
【ハーグ(オランダ)=白川義和、黒見周平】日米英仏など先進7か国(G7)は24日、ハーグでの首脳会議で、ロシアのウクライナ南部クリミア半島編入などへの対抗措置として、6月にロシア・ソチで開かれる主要8か国(G8)首脳会議の欠席を決めた。
 同時期にブリュッセルで改めてG7首脳会議を開く。 
(後略)
国際社会での欧米、日本とロシアとの対立はより激しくなってきています。

 私は、クリミアの問題についてのなんらかの落とし所があれば、欧米も収まりがつくのではと思いますが、今のところ落とし所が何になるのかは判りません。
 まだ暫くは混迷した状況が続きそうです。

 それでは、今回はこのへんで。

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