先ほどテロップで、紀伊水道で地震との内容が流れました。
気象庁|地震情報
平成26年03月25日12時11分 気象庁発表25日12時07分頃地震がありました。震源地は紀伊水道(北緯33.9度、東経134.7度)で、震源の深さはごく浅い、地震の規模(マグニチュード)は1.8と推定されます。各地の震度は次の通りです。なお、*印は気象庁以外の震度観測点についての情報です。徳島県 震度1 阿南市富岡町
この地震自体は小規模で、大したものではありません。この地震による津波の心配はありません。
ただ、普段あまり地震が無いような位置を震源にしているのが、やや気になります。
今回の地震の発生位置は、層序的には四万十帯と秩父帯の境界にあたり、既往の衝上断層によって工学的な強度は低いのではないかと思われるところです。
シームレス地質図における概略の震源位置(産業技術総合研究所HP)
この位置で震源になるのは、太平洋プレートの沈み込みによる応力が大きくなってきているためではないかと推測します。
最近の四国での地震としては、以下のものがあります。
22日20時05分頃 伊予灘(北緯33.7度、東経131.9度)
22日14時05分頃 紀伊水道(北緯34.1度、東経135.1度)
19日14時16分頃 紀伊水道(北緯34.1度、東経135.1度)
いずれも“気象庁|地震情報”より3/18までの地震
そのほか過去の記事(伊予灘で地震)では3/14の地震について書いています。
陸上部では発生しておらず海域部を震源としていることが共通していますが、四国の西と東に分かれて発生しています。
これらは、中央構造線付近で発生しているものと考えられます。
統計処理を行っている訳ではないので確かなことではありませんが、短期間でポコポコとと地震が起きている印象があります。
これらのことから、私にはどうも四国地域の応力状態は高くなってきているのではないかと 思われます。
四国地域の応力が高くなることは、南海地震の発生確率の上昇と密接に関係していると考えられます。
南海地震については、このような記事もあります。
伊予灘地震的中させた学者が3か月以内の南海トラフ地震予測(amebaニュース)
《南海地方の変動に監視が必要》との注意を呼びかけてから2日後の3月14日未明、愛媛県の北西に位置する伊予灘を震源とするM6.2の大地震が発生。中国、四国、九州地方の広い範囲で震度4以上の揺れを観測し、愛媛県では13年ぶりとなる震度5強を記録した。冒頭は3月12日付のメールマガジン『週刊 MEGA地震予測』の指摘だが、ズバリ的中させていたのは、東大名誉教授の村井俊治氏だ。
(中略)そんな村井氏が今、最も危惧しているのが南海地震だ。現在、政府が最も警鐘を鳴らす「東海」「東南海」「南海」の3連動地震、南海トラフ地震のひとつで、そのどれかひとつが発生すると、続いて他の地震も発生するといわれている。(中略)「昨年6月末から7月はじめに九州、四国、紀伊半島で異常な地殻の変動があった後、9月1日からの1週間にかけて910の観測点で4cm以上の変動が確認されたんです。そして、それから1か月後の10月にも九州、四国地方で隆起と沈降の動きがありました。その後は静謐状態が続いていますが、2012年1月から計算すると場所によっては10cmも隆起している場所がある。東日本大震災の時と酷似したため、私は今年3月くらいまでに南海地震が起きるかもしれないとメルマガで発信したんです。私が南海地震の前兆現象と考えていた地殻の動きはもしかすると、今回の伊予灘地震の前兆現象だったのかもしれません。ただ震源は近いですが、地震の規模に関しては予測していた地震に比べて、はるかに小さいものでした。あと3か月くらいは南海地震、そしてそれに連動する南海トラフ地震が起きる危険性は充分にあると思っておいた方がいいでしょう」
南海地震で影響を受けられる方、特に四国においでの方々、どうぞご注意ください。
それでは、今回はこのへんで。
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