私も、衛星写真の情報も、航空機からの捜索でも、中国は積極的に情報を広報していると感じていました。
焦点:「スパイ小説化」のマレーシア機捜索、鍵握る極秘の軍事技術(ロイター)
[28日 ロイター] -今月8日に南シナ海上空でマレーシア航空(MASM.KL: 株価, 企業情報, レポート)370便が消息を絶ってから約3週間が経過した。20カ国以上が捜索を続けているが、地域的な対立関係によって捜索は難航している。マレーシアの対応に非難が集まる一方、中国は増大する自国の軍事能力を誇示。捜索活動に関与する関係者らからは、極秘の軍事データを暴露することになりかねない情報の公開に消極的な国も存在するとの声が聞こえる。
(後略)
実際、レーダーや衛星の能力からしたら、アメリカがもっと早く情報をキャッチしてもいい筈なのに、情報の発信の面ではそうなっていません。
同記事の中にはこのような記載もあります。
少し長めに引用します。
引用、ここから。
(前略)
引用、ここまで。16日に開かれた大使級の会合で、マレーシアは各国に対し、正式に協力を訴えたが、事情に詳しい2人の関係筋によると、丁重にかわされた場面もあったという。なかには、マレーシアに書面で協力を要請するよう求める国もあり、会合に関係する人物は「まるでポーカーゲームのようだった。マレーシアがカードを見せても、他の国は手の内を見せなかった」と語った。一方、中国は劇的に軍事力を増強し、なかでも特筆すべきは南半球にまで進出していることだ。中国軍の艦隊がニュージーランドや南米に派遣されているほか、昨年末に南極海でロシア船が立ち往生した際には、砕氷船が乗客の救出に協力した。西側の元軍当局者は、「中国軍の活動はまさに大国の行動と言える。そこには政治的な期待があるに違いない」としたうえで、「いかにうまくやろうとも、米国だけが現在、(監視や無線諜報を通して)知ることができる。時がたてば分かるだろう」と述べた。
中国は、大国になりたくて、なりたくて、しょうがいないほどになっているようにも思えます。
一方で、こんなこともしています。
習氏が独で講演、名指しで一方的に日本批判(読売新聞)
【ベルリン=五十嵐文】ドイツを訪問している中国の習近平国家主席は28日夜(日本時間29日未明)、ベルリン市内で講演し、旧日本軍による1937年12月の南京事件について「日本は30万人以上を虐殺した」と述べた。また、「日本軍国主義による侵略戦争で中国人3500万人の死傷者が出た。悲劇の記憶はいまだに鮮明だ」などと強調し、日本を名指しで批判した。
(後略)はるか以前のことを根拠として他国で批判することは、大国を意識した行動とは思われず、日本に対抗する意識が強いことが透けて見えます。
中国がこれから発展途上国としてではなく、大国として振舞っていくとしたら、今のままの中国では日本にとって脅威でしかありません。
日本は今までとは異なり国としてしっかりとする必要があると考えます。
それでは、今回はこのへんで。
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