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2015年4月10日金曜日

長崎大、ナトリウムイオン電池の試作品作成

 こんにちは、稲田商会です。

 リチウム、ではなくナトリウムのところがポイントです。

高性能ナトリウムイオン電池 長崎大で試作品(読売新聞)
2015年04月08日
 長崎大は、同大大学院工学研究科の森口勇教授(51)(電気化学専攻)の研究チームが、ナトリウムイオン電池のマイナス極を開発し、共同研究している東京大大学院工学系研究科のグループが既に開発していたプラス極と組み合わせた電池の試作品を完成させたと発表した。実用化されれば、希少元素を使用するリチウムイオン電池より低コスト化が図れるという。(池園昌隆)
 森口教授によると、今回開発されたマイナス極は、チタンと炭素に特殊な装置で熱を加えて合成した材料を、シート状に加工したもの。電解液中のナトリウムイオンを大量に取り込んだり、放出したりできるという。この特性により、スマートフォンや電動自転車などに使われている現行のリチウムイオン電池と同等の充電・放電速度や安定性を保ちつつ、繰り返し使用できることが確認できたという。これらの研究成果は、英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」(電子版)に掲載された。
 リチウムイオン電池は、リチウム、コバルトなどの希少元素を調達する必要がある。しかし、ナトリウムイオン電池の開発が進めば、携帯機器や電気自動車に使う電池の低コスト化ができ、希少元素を産出する特定国への資源依存も解消できるという。 
(後略) 
出典:読売新聞



 リチウムは、特定の場所でしか採取出来ませんから、資源としては 確保が大変な材料です。
 それを、どこにでもあるナトリウムで代替え出来ると生産コストが大きく低減出来る可能性が有りますよね。
 電池を使った機器がこれからどんどん増えると思うので、こういう研究は頑張って欲しいですね。

 それでは、今回はこのへんで。

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