ゴリラではそうではなさそうとの研究結果です。
近親交配がマウンテンゴリラの生存に一役、研究(AFP BB NEWS)
2015年04月10日 18:12
【4月10日 AFP】一般的に近親交配による繁殖は危険とされているが、絶滅の危機に瀕しているアフリカ中部のマウンテンゴリラに関しては、近親交配が有害な遺伝子変異を取り除きゴリラの生存に役立っているとする研究論文が、9日の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。アフリカ中部のルワンダ、ウガンダ、コンゴ民主共和国(旧ザイール)の山岳地域では、密猟や森林伐採による生息地の破壊でマウンテンゴリラの数が激減。1981年には個体数が253頭まで落ち込んだ。論文によると、ゴリラの血液サンプルを分析した結果、マウンテンゴリラと近縁種のヒガシローランドゴリラは、より頭数の多いアフリカ中部の西域に生息するゴリラの個体群と比較して、遺伝子の多様性が2~3分の1、少ないことがわかった。にも関わらず、マウンテンゴリラでは有害となる可能性がある遺伝子変異が他の種よりも少なかったという。
(後略)
出典:AFP BB NEWS
人類も、アフリカから世界中に広がっていく過程でかなりの少人数での集団だったと何かで読んだ記憶があります。
もし、近親交配が遺伝的に悪い、例えば遺伝病のリスクが大幅に上昇するなどの要因となることがあった場合、その集団の段階で死に絶えていたのではないかと思われます。
反対に、遺伝子的に進化を考えた場合、特定の遺伝形質を突然変異的に獲得した場合それを定着させるためには少数のグループで交配を行っている必要があると考えられます。
それの意味では、少数グループ内での近親交配による遺伝子淘汰がある程度行われて種が固定され、新たな種が生まれてくる事で進化が進むのではないかと私は考えます。
人間から新たな種が生まれるときにも、遺伝子的に孤立した少数のグループで近親交配がなされていく中で誕生するのではないでしょうか。
もしかしたら、火星移住計画などで少人数が遺伝子的に孤立して近親交配を続けるようになったとしたら、数世代後には遺伝子的な意味での人類とは異なる火星人が誕生するかもしれませんね。
あ、あと近親相姦がもしかしたら悪い事では無いかもしれないという意味では、そう言う事をされている方に心強いニュースかもしれませんね。
それでは、今回はこのへんで。
0 件のコメント:
コメントを投稿