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2015年1月19日月曜日

東大が軍事研究解禁へ

 こんにちは、稲田商会です。

 私はいいことだと思います。

東大が軍事研究解禁 軍民両用技術研究容認 政府方針に理解(産経ニュース)
2015.1.16 05:07
 東京大学(浜田純一総長)が禁じてきた軍事研究を解禁したことが15日、分かった。東大関係者が明らかにした。安倍晋三政権が大学の軍事研究の有効活用を目指す国家安全保障戦略を閣議決定していることを踏まえ、政府から毎年800億円規模の交付金を得ている東大が方針転換した。軍事研究を禁じている他大学への運営方針にも影響を与えそうだ。
 東大は昭和34年、42年の評議会で「軍事研究はもちろん、軍事研究として疑われるものも行わない」方針を確認し、全学部で軍事研究を禁じた。さらに東大と東大職員組合が44年、軍事研究と軍からの援助禁止で合意するなど軍事忌避の体質が続いてきた。
 ところが、昨年12月に大学院の情報理工学系研究科のガイドラインを改訂し、「軍事・平和利用の両義性を深く意識し、研究を進める」と明記。軍民両用(デュアルユース)技術研究を容認した。ただ、「成果が非公開となる機密性の高い軍事研究は行わない」と歯止めもかけた。以前は「一切の例外なく、軍事研究を禁止する」としていた。
 東大などによると、評議会は審議機関で、軍事研究の是非など運営方針の決定権は総長にある。総長には審議結果に従う法的な義務はない。それにもかかわらず、東大は評議会での一部の総長らの軍事忌避に関する発言をよりどころに禁止方針を継承してきた。 
(後略)



 「良いも悪いもリモコン次第」ということで、技術に善悪はありませんから。
 結局、道具に良い悪いがあるわけではなく、どんな目的に道具を使うかによって、善悪が出てくるわけです。
 というか、物事に「善」「悪」というのが本当にあるのかどうかは私にはよく判りません。

 「善」の反対は、「悪」ではなくて「異なる善」というのは本当かもしれません。
 ある人物、集団、社会における判断基準の尺度が他の人物、集団、社会などにとって同じものとは限りませんし、ましてや相互に理解しうるものであるとは言えません。
 自分に取って理解出来ない、納得出来ない判断基準の尺度であっても存在するならば一先ずそれを認めて判断、行動する必要があります。
 よくある、「おまえの考えは間違っている」との言葉はそれ自体が間違っていると思います。

 まあ、それはさておき。
 制限無く色々な技術に取り組むことが出来るようになるのはいいことだと思います。
 それ以上に資金が潤沢に供給されることで人的被害があまりでないようにする軍事技術が開発されるのならば、それはそれでいいことなのではないでしょうか。
 東大発の新たな技術が開発されることを期待します。

 それでは、今回はこのへんで。

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