私が当事者でもそう思うかもしれません。
「ウェアラブル」業界は、届けるべきターゲットを見誤っている(wired.jp)
2015.1.22 THU
いま“ウェアラブル”といえば、健康に対するリスクの低い若者たちをターゲットにした、大して意味もない活動記録を集めるデヴァイスがほとんどだ。高齢者や慢性疾患を抱えている患者など、本来このテクノロジーから最もメリットを享受すべき人たちが置いてきぼりにされているのは実に残念だ。ウェアラブル・カンファレンス「Wearables + Things」に登壇したQualcomm Life事業開発ディレクター、カビール・カサグッドはまさにそのことを指摘していた。彼は成熟したマーケットでこれからもフィットネス用のデヴァイスをつくり続けるのではなく、ヘルスケアの領域にも挑戦すべきだと会場の開発者たちに呼びかけた。「子ども用のテーブルから、大人のテーブルに移りましょう」としたうえで、彼はこう続けた。「FDA(アメリカ食品医薬品局)に対応しましょう。HIPAA(米国の医療保険の携行と責任に関する法律)も学びましょう。デヴァイスを電子医療記録につなげて、すべての医療関連法を遵守しましょう。この領域はイノヴェイションが圧倒的に不足しています。もしわたしが開発者なら、フィットネスから離れてヘルスケアを目指すでしょう。たくさんマネーが転がっているのはこっちの方ですから」。残念ながら聴衆の反応はいまひとつだった。結局のところ規制は面倒だし、治験は窮屈で、既存制度との統合は退屈だ。そうした論点を証明するかのように、数分後にiStrategy Labsのマーケティングディレクターが「Dorothy」という、Uberを呼ぶためにかかとを3回打ち合わせる靴用のクリップを紹介した。このカンファレンスで最大のヒット作となったこのプロトタイプは、テレビ番組「Good Morning America」に取り上げられるほどの話題となった。
(後略)
出展: wired.jp
お遊びの道具から、仕事に使える道具に変わるときは障壁があるものなんでしょうね。
昔々、パソコンと呼ばれるものが出始めた当時、最初に売られていたのは「おもちゃ」としてのパソコンでした。
ソフトで一番多かったのはゲームでした。
そして、そのうち色々なソフト、会計ソフト、表計算ソフト、ワードプロセッサなどなどが登場してお仕事に使える道具と変わっていきました。
私はその頃を経験していましたが、おもちゃとして見ていた側だったので「あんなソフトを使ってもお金儲けが出来るんだろうか」などと思っていたものです。
結果としてお仕事として使っていた側はお金を稼いでいますし、おもちゃとして使っていた側は何も得ないままでした。
元記事にあるように、医療方面で仕事の道具として使うようにするには「それが使える道具であること」「今までの仕事に馴染むこと」を明らかにしなければなりませんが、それはおもちゃとして開発を進めるよりも退屈で窮屈で面倒くさいことと言えます。
誰か先駆者としてそれを切り開けば後から付いていく人たちも現れるのでしょうが、最初の一人には誰もなりたがらないですよね。
世の中、判っているけれどなかなか出来ないし止められないものですね。
ほんと、ままなりません。
それでは、今回はこのへんで。
世の中、判っているけれどなかなか出来ないし止められないものですね。
ほんと、ままなりません。
それでは、今回はこのへんで。
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