こんなことがiPS細胞で出来るんですね、思いもよりませんでした。
筋ジス原因遺伝子の変異、iPS細胞使い修復(読売新聞)
2014年11月27日 19時42分
筋力が徐々に衰える難病のデュシェンヌ型筋ジストロフィーの患者からiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製し、病気の原因になる遺伝子の変異を狙い通りに修復することに成功したと、京都大iPS細胞研究所の堀田秋津・特定拠点助教らが発表した。遺伝子を修復した細胞を移植して筋力を回復させる治療につながる成果で、論文が米科学誌「ステム・セル・リポーツ」電子版に27日掲載される。
(後略)
元記事の中に修復のことについて、書かれている部分を引用します。
引用、ここから。
(前略)
堀田助教らは、患者のiPS細胞で遺伝子の変異がある部分だけを切断する新たな技術を使って、遺伝子を修復した。修復後のiPS細胞を筋肉細胞に変化させたところ、ジストロフィンが作られていた。引用、ここまで。
えーと、こういうことでしょうか。
・患者から細胞を取る。
・取った細胞からiPS細胞を作る
・iPS細胞で遺伝子の変異部分を取り除く
・取り除いたiPS細胞を筋肉細胞にすると正常な筋肉細胞になった
あら、まだ正常な筋肉細胞を体内に戻して通常の筋肉に置換させたわけではないんですね。
iPS細胞が安全だとなってきたら、これから先には人体への移植が始まってくるんでしょうね。
生命科学の進歩に未来を感じます。
それでは、今回はこのへんで。
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