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2014年7月19日土曜日

マレーシア機、「墜落」

 こんにちは、稲田商会です。

 亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
 今回の事件は、なにかの大きな「切っ掛け」になりそうな気がします。

マレーシア機 撃墜か ウクライナ東部国境 乗客乗員295人死亡(東京新聞)
2014年7月18日 朝刊
 【モスクワ=原誠司】ロシアのインタファクス通信は、ロシア航空当局者の話として、マレーシア航空のボーイング777型機が十七日夕(日本時間同深夜)、ロシア国境に近いウクライナ東部で墜落したと伝えた。オランダのアムステルダム発、マレーシアのクアラルンプール行きで、ウクライナ内務省当局者は乗客二百八十人、乗員十五人全員が死亡したと述べた。
インタファクス通信によると、ウクライナ内務省当局者は、マレーシア機はウクライナ東部ドネツク州上空の高度約一万メートルを飛行中、親ロシア派過激組織の地対空ミサイルで撃墜されたと述べた。親ロシア派過激組織の幹部は、同通信の取材に「ウクライナ政府軍による撃墜だ」と主張した。
(後略)

マレーシア機墜落 政府・親ロ派、相互非難(東京新聞)
2014年7月18日 夕刊
 【モスクワ=原誠司】マレーシア航空のボーイング777が十七日、ウクライナ東部ドネツク州で墜落したのを受けて、ウクライナのポロシェンコ大統領は十七日、政府軍と東部で戦闘を続ける親ロシア派が撃墜した「テロ行為だ」と強く非難。調査委員会を設けて本格的に原因究明する意向を表明した。米政府は、地対空ミサイルによる撃墜とみている。
(後略)

親ロ派地域からミサイル 米大統領、停戦要求(東京新聞)
2014年7月19日 01時57分
 【キエフ共同】乗客乗員298人が死亡したウクライナ東部でのマレーシア航空旅客機撃墜で、オバマ米大統領は18日、ホワイトハウスで声明を読み上げ、同機を撃ち落とした地対空ミサイルは親ロシア派支配地域から発射されたと指摘、ロシアが武器を供給していると批判した上で、紛争当事者に即時停戦を要求した。
(後略)

「強力な証拠」と米政府 マレーシア機撃墜(東京新聞)
2014年7月19日 05時50分
 【ワシントン共同】米国防総省のカービー報道官は18日の記者会見で、ウクライナ東部でのマレーシア航空機撃墜について、ロシアが生産するブク地対空ミサイル(SA11)が使用されたことを示す「非常に強力な証拠」があると述べた。
(後略)



 この事件は、交戦地域に迷い込んだ航空機が撃墜されたと見ればシンプルかもしれませんが、国際線航空機で複数の国籍の方が亡くなったこと、単純な内戦ではなく他国が大きく関与していることが明らかなこと、当該国が地政学上重要な位置にあることなどが関係国を増やし、問題を複雑にさせています。

 私は、18日夜にこのニュースを認識しましたが、おそらく親ロシア派の攻撃による撃墜であろうと思っています。
 が、調査によりそれが判明することはないだろうなと思います。
 この問題はそのままウクライナの内戦激化に向かい、(ロシアとNATO軍の)国際的な戦闘まで進んでいくのではないかと考えます。
 国連安全保障理事会は開かれたようですが、ロシアは常任理事国ですから安全保障理事会が明確な意見を出すことは無理ではないかと考えます。
 国際的な紛争となれば、日本にも色々な影響が出てくる可能性がありますので、この事件は注目していきたいと思います。

 また、これから先中国関係の国際的な摩擦が起こった際に国連がどのように動くのかを、今回の状況から推測出来るかもしれません。
 その意味でもこの事件の経緯を注目しています。

 イスラエルの方でも激化している状況です。

ガザ攻撃継続、死者35人 イスラエル軍の地上侵攻(東京新聞)
2014年7月19日 01時02分
 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザに地上侵攻したイスラエル軍は18日、ロケット弾発射装置や地下トンネル、イスラム原理主義組織ハマスの拠点への攻撃を継続した。ガザの当局者によると、侵攻開始後のパレスチナ側の死者数は34人、負傷者は200人を超えた。ハマス側も激しく応戦しているもようだ。 
(後略)

 私には、最近世界的に緊張が高まってきているように思われます。
 第一次世界大戦から100年の今年ですが、何かまた大きな動きになるのかもしれません。
 みなさんも、お気をお付けください。

 それでは、今回はこのへんで。

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