そんな前のでも問題になるんですね。
中国の裁判所 商船三井の運搬船を差し押さえ(NHK)
中国・上海の裁判所は、日中戦争の前後に中国の船会社の関係者が日本の船会社に船を貸した際の賃貸料が未払いだとして、賠償を求めていた裁判で、敗訴した日本の商船三井が賠償に応じていないとして、商船三井の大型の鉄鉱石運搬船を浙江省の港で差し押さえたと発表しました。
(後略)
同記事から、引用します。
引用、ここから。
(前略)
この裁判は、上海の船会社の親族が、1937年に始まった日中戦争の前後に日本の船会社に貸した2隻の貨物船の賃貸料などが未払いだとして、1988年に日本側の会社を相手取って賠償を求めていたものです。この裁判を巡っては、2007年、上海海事法院が原告側の訴えを認め、日本側の会社をその後吸収合併していた「商船三井」に対し、日本円で29億円余りの賠償を支払うよう命じる判決を出しました。(中略)
今回の船の差し押さえについて、「商船三井」は、「現地から情報はあったが、事実関係を現在確認中で、今後の対応は検討中だ」と話しています。商船三井によりますと、差し押さえられた鉄鉱石運搬船の「BAOSTEEL EMOTION」は、総トン数11万9000トン、全長およそ320メートルある大型船で、22万6000トンの鉄鉱石を一度に運ぶことができます。(中略)
引用、ここまで。また、上海の日本総領事館は、「きのう、海事裁判所の担当者が船舶まで来たと聞いているが、そのほかの状況については情報を収集しているところだ」と話しています。
詳細なところはよく判りませんが、中国としては日本から船(かお金)を取りたいので力尽くで押してきた、と言う感じでしょうか。
同様の裁判が幾つかあるようなので、中国に進出している日本企業にとっては困った状況になったという感想でしょう。
噂では一度中国に進出すると撤退は難しい(大きな損害を覚悟する必要がある)とのことなので、どのようにすべきかを企業の首脳陣は悩んでいるのではないでしょうか。
私は、「法治主義」として日本と同じ価値観を有していないらしい中国とは、限られた範囲でしか付き合えないのではないかと考えます。
仕事上のパートナーとしてではなく、買いにいくお店の選択肢のひとつ程度で良いのではないでしょうか。
それでは、今回はこのへんで。
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