写真を水彩画に変えるiPhoneアプリだそうです。
写真を美しい水彩画に変えるiPhoneアプリ「Waterlogue」(WIRED.jp)
スマートフォンで撮影した写真を絵画に変換するアプリは多数あるが、「Waterlogue」は、満足できる作品が制作できる初めてのアプリといえる。App Storeのランキングでも高い位置を占め、合計285個のレヴューのうち230個で5つ星を獲得している。
(後略)
私はiPhone等の製品は持っていないので、実際に試した訳ではありません。
ですので、記事の感想の部分がそのような状態で書かれていることをご了承ください。
この記事を投稿しようとしたのは、WIRED.jpに書かれたこのプログラムのアルゴリズムに興味を持ったからです。
引用、ここから。
(前略)
これまでのフィルターは、デジタル目盛の最小単位である「ピクセル」で画像を単純に処理するものだったが、Waterlogueではその代わりに、画像からあらゆる線を抽出することから始める。その後、これらの線を絞り込んで、人が実際に描くような線にする。たとえば、1,000本近い細い線から成る画像を、100本の最も重要な線に単純化するのだ(文末に制作プロセスを動画で紹介)。次にWaterlogueは、実際に絵を描く過程を模倣する。1回で全体を変換するのではなく、実際のアーティストがやるように、絵の具のレイヤーをひとつずつ塗り重ねるのだ。仮想用紙や絵の具、絵筆、水などのそれぞれの特性に基づいて、紙に色を塗ったり、色がにじんだりする様子が模倣される。バレストリエーリ氏は、このアプリの最終的な微調整で、絵画のハウツー本にあった推奨事項を取り入れ、風景の明るいところを先に、暗いところを後で描くようにプログラムを設定した。模倣があまりにも正確すぎるため、暗い色を先に塗ると、紙ににじむ時間が長くなりすぎて、最終的な画像が台無しになることがわかったからだ。
(後略)
引用、ここまで。
写真をそのまま変容させる従来のアルゴリズムとは異なり、“線の要素を取りだし必要なものを取捨選択し適切な方法で描いていく”アルゴリズムはとても人間的なイメージがあります。
まさに“分解→理解→再構築”という方法論で、科学的な思考方法の一つだと思います。
再構築の方法を変更すると画法の変更にあたるので水墨画や油絵などのバリエーションが出てきますし、理解の部分を変更すると似顔絵のように一部をデフォルメすることも可能かもしれませんね。
理解できないかもしれませんが、実際のアルゴリズムを見てみたい気がします。
それでは、今回はこのへんで。
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