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2014年3月16日日曜日

不明マレーシア機の件で

 こんにちは、稲田商会です。

 マレーシア航空の飛行機が消息不明になってから、一週間以上が経ちました。
 機体は未だ発見されず、捜索が続いていますが、当初とは異なる情報が少しづつ出てきています。

不明マレーシア機、「何者かが意図的に針路変更」ナジブ首相(Yahoo)
【AFP=時事】マレーシアのナジブ・ラザク(Najib Razak)首相は15日午後の記者会見で、今月8日未明に消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便は、民間の航空管制レーダーから機影が消える前に2つの通信装置のスイッチを切られ、機内にいた何者かによって意図的に針路を変えられていたとみられると述べた。 
(後略) 



 記事による確認や追跡を行っていないので、記憶ベースになりますが、今回の事件では情報が後から色々と出てくるのがとても違和感があります。

 情報の移り変わり(記憶によるものなので誤りを含む可能性があります)

1.マレーシア機が進路途中の南シナ海で管制のレーダーから消失、墜落か。

2.管制のレーダーから消失後、軍のレーダーでUターンしたらしい形跡が見られた。

3.不明機が南シナ海で引き返して、マレー半島を横切り、インド洋へ向かったのを軍のレーダー(?)で確認した。

4.不明機のエーカースやトランスポンダの情報が停止したのちも6時間程度飛行した形跡を軍のレーダー(?)で確認した。状況からハイジャックによる可能性があると判断した。

 上記の経緯で、当初情報は民間の情報だけであったものが後から軍の情報が加わり、最後の4.の情報はマレーシア首相が発表するほど政治的な判断を含んだものとなっています。

 私には、軍の情報の分析力が低く、情報が遅れて出てきたというよりも、軍の情報分析力の詳細が明らかになることやインド洋の先にあるインド、スリランカ等との政治的摩擦などを考慮して情報を規制していたのではないかと思われます。

 航空機は事故による影響が大きいことを考えると、常に位置情報の検出できるようにしておくことが望ましいと考えます。
 その意味では、飛行状態に入るとトランスポンダやエーカーズなどの通信機器は必ず動作するように(=意図的に切れないように)すべきではないでしょうか。

 ともあれ、今回の事件、速やかに解決してほしいと思います。

 それでは、今回はこのへんで。

おまけ:
 航空機の情報を調べるのにこんなサイトもあります。

flightradar24

 表示すると地図の上を小さな飛行機がチョコチョコと動きます。
 空港の近くでは、滑走路に向かって行列するように並んでいる様子が見られたりします。
 便名や目的地が表示されるので、知っている方が飛行機に乗られている時に眺めてみるのもいいかもしれません。

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