いよいよ日本も「ノーガード戦法」ではなくなってきたようです。
海上警備行動 尖閣に海自派遣も 中国に伝達(毎日新聞)
(毎日新聞2016年1月13日 東京朝刊)
引用、ここから。
(引用元: 毎日新聞)菅義偉官房長官は12日の記者会見で、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国軍艦が侵入した場合、海上警備行動を発令して自衛隊の艦船を派遣する可能性があるとの認識を示した。そのうえで、政府が既にこうした方針を中国側に伝達したことを示唆した。(後略)
引用、ここまで。
このニュース、最初聞いたとき、「日本もえらく硬い態度になったなあ」と感心したモノですが、よく見ると「あら、普通の国の対応やね」と思い直しました。
このニュースのキーワードは、「無害通航権」と思います。
「無害通航権」は「外国軍艦が安全を害しない限り他国の領海を通過できる」との国際法上の取り決めですが、尖閣諸島で考える場合、中国としては「中国の領海なので自由に航行出来る」との主張をしており、「日本の領海を外国軍艦である中国艦船が無害通航する」との考えではないわけです。
即ち日本に取っては中国の艦船は「領土侵害の意図を持って航行する艦船」となるわけですから、相応の武力でもって領土の保全に努めるのは「普通の国」の対応だと考えます。
さて、中国からはこんな声明がでているようです。
中国外務省「緊張エスカレート見たくない」(ytv)
(01/12 18:06)
引用、ここから。
引用元:ytv中谷防衛相は12日、沖縄県の尖閣諸島の周辺などで中国の軍艦が日本の領海に侵入した場合には、海上自衛隊の艦船が対処にあたる可能性があるとの認識を示した。これに対し中国外務省の報道官は、「東シナ海の緊張状態がエスカレートするのを見たくない」と不快感を示した上で、「対話と協議を通じて問題を解決していきたい」と述べた。
引用、ここまで。
不快感を表した上で、対話と協議による問題解決をいうとは、中国も強硬に反発することは出来なかったんでしょうね。
私としては、野党からの非難の声が大きく出てくるかなあと思っていたんですが、それはまだ出ていないんですね。
楽しみだなあ、どんな声明が出てくるんだろう。
それでは、今回はこのへんで。
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