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2015年4月26日日曜日

北海道羅臼の海底隆起、地すべりによるものと見方

 こんにちは、稲田商会です。

 なるほど、それは納得出来ますね。

岩の塊に亀裂、雪解け水が大量流入? 北海道・羅臼の海岸隆起・地滑り(北海道新聞どうしんウェブ)
04/26 05:00
 【羅臼】海底の隆起で新たな陸地が出現した根室管内羅臼町幌萌町の海岸。現地調査をした北見工大工学部の山崎新太郎助教(地質学)は25日、大規模な地滑りで海底部分が持ち上げられたとする見方を示した。
 山崎助教によると、小型無人機で上空から撮影した映像を解析した結果、地滑りで崩落した箇所と隆起した海岸部分は一つの大きな岩の塊として同時に動いたことが確認された。
 現場の地質は粘土が固まった軟らかい泥岩と凝灰岩でできており、その亀裂から大量の雪解け水が入ったことで岩の塊が滑り落ちる形で地滑りが発生したとみられる。山崎助教は「融雪時期の4、5月に地滑りは起こりやすいが、海底がこれだけ急速に高く隆起するのは珍しい」と驚く。 
(後略) 
出典:北海道新聞どうしんウェブ



 なるほど、地すべり末端の隆起が海底で起きたため「海底の隆起」として目立つ形となり注目されることになったわけですね。

 それにしても、小型無人機で確認したら、地すべり地形が明確に確認できたということなんでしょうか。

 最近、官邸のドローンのせいで、ドローンに悪いイメージがついてきていますが、地質調査などの山間部で行う広域的な調査では、俯瞰的な景色が任意の方向で即時的に入手出来るドローンはとても重要な調査手法であると考えられます。
 構造物調査などで人の立ち入りが難しい場所などでこれから重要な点検手法になってくるのではないでしょうか。

 それでは、今回はこのへんで。

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