事故に遭われた方のご冥福をお祈りします。
副操縦士が故意に急降下、機長閉め出し後…検察(読売新聞)
2015年03月26日 22時44分
【パリ=本間圭一、三好益史】フランス南東部のアルプス山中で24日に墜落したドイツの格安航空会社ジャーマンウィングスの旅客機を巡り、仏検察当局のブリス・ロバン検察官は26日、仏南部マルセイユで記者会見し、機長がコックピットの外に出た後、副操縦士が意図的に機体を急降下させたことを明らかにした。検察官は、副操縦士を殺人容疑で捜査する考えを示した。
(後略)
出典:読売新聞
事故報道の直後から、ほぼ直線的に降下して墜落した航跡が残されていたことから、なんらかの恣意的な操作があったのではとも考えられていましたが、副機長の故意の操作との発表をフランス検察当局がおこないました。
私には、フランス検察当局の発表はあまりに早いものであり、また会見時の映像では説明の仕方がとても恣意的で客観的に冷静な姿勢には感じられませんでした。
なぜ、フライトレコーダの解析の済んでいないこの時期に、副機長の恣意的なものだとする発表を行わなければならなかったんでしょう。
思い当たることとしては、幾つか想像出来ます。
一つは、今回の事故機がフランスを本社とするエアバス社の機体であるため、機体の不具合などの可能性を出来るだけ早めに潰しておきたいとの考えです。
機体の不具合の可能性が有れば、飛行停止などの措置が執られる可能性が出てきて、エアバス社には大きなダメージが出てくる可能性があります。
二つ目として、フランス国内でテロが行われた可能性を早急に潰しておきたいとの考えです。
ヨーロッパではテロが続いて起きていますので、人々の不安を取り除くためや観光産業などの収益低下を避けるには、今回事故がテロとは関係無いことを早期に明らかにする必要があったものと考えられます。
いずれにしても、事故の原因を判断するにはまだフライトレコーダの解析が行われていませんし、時期尚早ではないかと私は考えます。
それでは、今回はこのへんで。
0 件のコメント:
コメントを投稿