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2015年2月14日土曜日

水で生物調査

 こんにちは、稲田商会です。

 これ、凄いですね。

水中DNAで生息域判明=オオサンショウウオ、外来種も区別—神戸大(THE WALL STREET JOURNAL)
2015 年 2 月 13 日 18:30 JST 更新
 川の水に含まれるDNAを分析し、絶滅の恐れがあるオオサンショウウオの生息域を調べることに成功したと、神戸大大学院の源利文特命助教らの研究グループが発表した。13日付の英生物学誌電子版に論文が掲載された。 
(後略) 
出典:THE WALL STREET JOURNAL



 これ、水の中にどれだけのDNAが含まれているのかを考えると、凄い精度の分析をしていることになりますよね。
  元記事には、次のようにあります。

引用、ここから。
(前略) 
 源助教らは2012年から1年間、京都府の桂川水系と鴨川水系の河川37カ所で4回ずつ、各4リットルの水を採取した。
 川の水には生物のうろこや排せつ物などから溶け込んだ複数のDNAが含まれている。研究グループは特定のDNAだけを抽出する方法で、在来種と外来種のオオサンショウウオのDNAが検出される地域の分布を調べた。結果は京都市などが実際に捕獲して調べた生息域とほぼ一致し、調査の有効性が確認できた。 
(後略) 
出典:THE WALL STREET JOURNAL
引用、ここまで。

 DNAは酵素で増幅させて量を増やしてから分析するにしても、4リットル程度の水から、特定の生物がいるかどうかが確認出来ると言うのは凄いことですね。

 これ、両生類のオオサンショウウオのように殆ど常に水中にいるような生物ではなくて、ほ乳類とかではダメなんでしょうか。
 例えば、ツキノワグマとか、ニホンカワウソとか、ニホンオオカミの分布とかを分析出来るととても面白いと思うんですが。

 元記事の内容からはまだ研究手法として検証している段階のようですが、今後手法が確立すれば色々なことに応用されるようになると思われるので是非とも頑張って頂きたいと思います。

それでは、今回はこのへんで。

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