Translate

2014年7月8日火曜日

病院外来「はい、紹介状見せて」

 こんにちは、稲田商会です。

 そう言われる時代なんでしょうか。

大病院外来:「紹介状なし」自己負担増 厚労省案、数千〜1万円(毎日新聞)
毎日新聞 2014年07月08日 東京朝刊
 厚生労働省は7日の社会保障審議会医療保険部会(厚労相の諮問機関)で、紹介状なしに大病院の外来を訪れる患者に対し、従来の定率の自己負担(1〜3割)に加えて、定額の負担も求める案を示した。1回につき数千円〜1万円程度を想定している。また、1食あたり260円を徴収している入院中の食費の自己負担を200円程度引き上げ、460円程度とする方針も伝えた。どちらも早ければ2016年1月から始める。
 かかりつけ医などの紹介状なしに「念のため」大病院を訪れる患者は後を絶たず、大病院が救急対応など本来の役割を果たせない弊害も出ている。このため厚労省は、自己負担を増やすことで軽症患者を大病院に向かわせないことにした。医療費の7〜9割には保険が適用されるが、紹介状がなければうち数千円〜1万円程度分は、自己負担とする案を軸に検討している。
(後略)



 こう言うのをすると、「行きたい人がいけないじゃないか」との考え方が出てきますが、「必要な所に適切な資源を配置するための措置」ということを理解していないような気がします。
 サービスを受けたいときに受けられるということは、受けたいとき以外の瞬間では待ち状態が発生し、それに付随する準備状態も膨らんでくることになります。
 自分の目の前にあるものだけが全てではないことを感じ取れるようにならないと、それらの待ち状態や準備状態が「無駄」や「無いもの」になって、「もっと出来るはず」「無駄なことはするな」になるんでしょうね。

 他の人のことも気遣って欲張らないで生きていく方が、物質的幸せは得られないかもしれませんが、精神的な幸せは得やすいように思います。

 それでは、今回はこのへんで。

0 件のコメント:

コメントを投稿