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2014年7月20日日曜日

深海油田開発でブラジルと協力へ

 こんにちは、稲田商会です。

 「お手伝い、頑張ります」ってことですね。

深海油田開発、ブラジルと協力 首脳会談で合意へ 人工浮島や運搬船建造に日本の技術(日本経済新聞)
2014/7/20 1:30日本経済新聞 電子版
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 政府がブラジルと深海油田開発での協力に乗りだす。ブラジル沖にある大規模油田の開発に必要な洋上中継基地用の人工浮島や運搬船の建造に日本の造船技術を活用する。ブラジルの油田開発は総額20兆円規模を見込む大型プロジェクト。政府は官民一体での技術支援で日本企業の受注につなげる考えだ。安倍晋三首相が25日からの中南米訪問の際に、ルセフ大統領と会談して合意する。 
(後略)



 最近ふと思ったのですが、昔は石油なんて直ぐに枯渇すると言われていたのがずっと枯渇せずにいるのは、昔は無理だと思われていた深海底にある油田とかを掘るようになってきたからだと言われていますが、それは技術開発により可能になった側面のほかに掘削コストが掛かっても許容されるようになったためではないのでしょうか。
 たとえば、こんな感じです。
 「これ吸ったら気持ちよくなるよ。タダであげるよ。」
 「この前の、またやってみる?少しお金が掛かるけれどね。」
 「またやってみたいって?でも前みたいになれない?ああ、量を少し増やすと良いよ。ちょっとお金が掛かるけどね。」
 「もっと欲しいの?じゃあ、ずっと買ってくれる契約してくれるなら良いよ。きっちり払ってくれればね。」
 「はは、欲しいんだったらお金持って来なよ。そうすれば売ってあげるから。みんな欲しいって言うから、この値段になっちゃうんだ。仕方ないよね。」
 「なに、お金がないって?じゃあ、代わりに何か持ってきなよ。出来れば僕の気の変わらない内にね。こっちだって準備するの大変なんだからね。」

 それはさておき。
 関連すると思われる、こんな記事を読んだので、ご紹介しておきます。

化石燃料業界はこのサイクルのサブプライム(今日の覚書、集めて見ました)
2014-07-19 17:05:02 | Telegraph (UK)
この6年間にエネルギー資源の試掘や生産に投じた資金は5.4兆ドルに上りますが、殆ど実っていません。
世界中の市場で見られる非論理的な動きの中心は、石油、ガス、石炭と言った化石燃料の複合体に移動しました。
これこそ投資家が失敗した事業に金をつぎ込んでいる場所です。 
(後略)
この記事は、「世界の投資のうち化石燃料の業界に流れ込む資金がサブプライム問題のように不良債権化しているのではないか」との話を書いているものです。
 化石燃料は既存の資源はピークを過ぎて生産量が減り、新たな資源は採掘コストの高いところにあるため開発してもコスト割れを生じる可能性があり、業界全体として利益を生まない構造になりつつあるのに、流入する投資は依然大きいとの話です。
 始めにあげたブラジルの記事を読んで、私は「日本は設備などに関与するだけで上手く立ち回れればいいな」と思いました。

 これから、資源はどうなっていくのでしょうか。
 電気を主体とするには、バッテリの性能の大幅な向上が必要ですから、水素が主役になってくるような気がします。
 太陽光や太陽熱、地熱、潮流などを元に水素を生成し、輸送、消費するサイクルが形成されれば、化石燃料よりも安価に流通し出すのではないでしょうか。
 何しろ化石燃料は生成にかなりの時間が必要ですが、水素は水(海水含む)と電気、熱、光があれば良く、地理的な制約が少なくなります。
 今世界は徐々に不穏な空気が流れてきているように思いますが、それが晴れるのはエネルギ問題に明るい展望が出だした頃になるのかもしれません。

 それでは、今回はこのへんで。

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