こんばんは、稲田商会です。
本日のNHKの夜9時のニュースで、中国のことをニュースにしていました。
全人代が行われている中で、大気汚染対策に力をいれる点を強調しており、それに関連して実際の対策として、工場の爆破をしていることを伝えていました。
大気汚染がある→汚染物質は工場から出る→工場が無くなれば汚染物質は排出されない→工場を爆破して無くせば良い
判りはしますが、ものすごくダイレクトというか単純すぎる論理をしているものです。
当局のイメージアップを目的としてか、工場の爆破はテレビで生中継されているとのことでした。
これほど露骨な当局の仕様に対して、市民は肯定的にとらえているとのことでした。
「経済発展に伴って工場に関わるような資本家達は利益を得て市民にはほとんど利益の無い不公平があったのに、大気汚染は公平に受け取らなければならないのはおかしい」との理屈のようです。
さて、このニュースに対する私の感想です。
一つは、大気汚染対策として工場爆破することの市民のとらえ方についてです。
NHKの伝え方は、当局の露骨な仕様を市民が肯定的にとらえているのはそれで良いのだろうか、とでもいうようなものでした。
私としては、一時期の公共事業を否定する風潮のときに、公共事業に対してマスコミが取っていた攻撃的なスタンスを日本の市民が肯定的にとらえていたのが思い出され、「マスコミであるNHKが中国当局にこの問題で否定的に言及するのはおかしいのではないか」との気持ちになります。
二つめは、工場爆破の動画のなかで、爆破の時の爆煙がとても赤いのが印象的でした。
建物が崩れるときの埃が舞い上がった砂煙は普通の灰色~黄灰色に見えたので、色調の調整によるものではないと考えられ、火薬の種類によるのではないかと思われます。
テレビなどで外国や日本国内での建物の爆破をしている状況を映しているもので、これほど赤い煙をみた記憶がありません。
よほど中国以外では使わないような火薬の種類なのでしょうか。
すこし、調べてみようと思います。
それでは、今回はこのへんで。
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