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2014年1月24日金曜日

大根の煮物を食べながら考えた事

 こんばんは、稲田商会です。

 今回は、徒話(むだばなし)です。
(日本語変換で出てきたので使ったのですが、“徒話”に何か意味を持たせているわけではありません。)

 昨日の夜、大根と白菜を煮たものを食べました。
 今夜は、大根を煮たものを食べました。

 今日の大根の煮物を食べながら、ふと気付いたことがありました。
 「昨日の大根は煮汁が染みていたのに、今日のは表面のみだな」と。
 そういえば昨日は大根の皮むきをしてから煮たのに対して、今日は皮をむいていませんでした。

 グーグル先生に聴いてみると、皮をむいて煮るのが普通のようで、味も良くなるとか。
 情報としては“むいてから料理する”、“むき方”などがありました。

 私が疑問に思ったことは、“皮をむいて煮るとどうして煮汁の染み方が異なるのか”でした。
 説明のために、まず次のように切った大根を想像してください。
図1 大根の切断

 この切断された扇状の大根の各面を次のように呼ぶこととします。
図2 各面の名称

 大根の皮は、外周Aの位置にあたります。

 昨日の皮をむいた大根では、内部まで煮汁が染みていたので判別は出来ませんが、今日の皮をむいてない大根では、上部切断面B、切断面C、下部切断面Dからの染み込みは見られるものの、外周Aの皮のついている面からの染み込みは見られませんでした。

 グーグル先生に聴いた話からは、外周Aに皮が無い状態の方が(小片全体?に)煮汁の浸透が良いことが推測されます。
 “大根の浸透しやすさが等方的である(向きによって浸透しやすさの差がない)”と仮定した場合、外周Aの皮をむいたところでより中心部に近い上部切断面Bや下部切断面Dからの浸透するので問題無いはずですがそうではないとのことですから、“大根の浸透しやすさは等方的ではない”と考えられます。

 大根の切断面を見ると上部切断面Bから下部切断面Dに向かって筋状の構造(師管と同じ様なものかと推測されます)が見られます。
 この、筋状の構造に沿って浸透すると仮定した場合、上部切断面Bや下部切断面Dからの浸透が切断面Cよりも速やかに行われることになりますが、煮た小片をかじってみても切断面Cからの浸透と上部切断面B、下部切断面Dからのそれはあまり差が無く見えました。

 では、私なりに考察してみます。

 煮汁は、醤油や出汁によって大根内部よりも浸透圧が高いものと考えられます。
 大根内部の水分が浸透圧の高い煮汁の方に吸い出されていくとしたら、大根内部の圧力低下に伴って速やかに煮汁が浸透すると考えられるので、上記の事実と反します。
 また、「皮をむくと煮汁が良く染み込む」ことは皮の内部の外周Aに当たる部分から内部の水分が吸い出され易いことを意味しているのではないかと考えられます。

 大根の構造を、水分の移動の観点から考えてみます。
 土中から水分を吸い上げる為には、まず皮が水分に対して“外→内”への一方通行の“弁”として働くものと推測されます。
 次に、水分を受け取った(皮内部の)外周Aに当たる位置から上部切断面Bに向かって水分は流れていくことになりますが、その際、外周Aから中心部に向かって流れ、中心部から上部切断面Bに向かって流れるのではないかと思われます。
 外周から中心に向かう流路は目視で構造として確認出来ないこと、重力に関係しない流れであることから、中心から上部に向かう流路の特徴(目視出来る構造があること、重力に逆らい流れること)と異なるため、連続した構造ではないと考えられます。
 この構造から、中心から上部に向かう流路に沿っての煮汁の浸透はあまり速やかではなく、外周から中心に向かう流路に沿っての浸透は速やかに行われるものと考えられます。
 また、外周から中心に向かう流路は、切断面Cや上部切断面B、下部切断面Dには繋がっておらず、外周Aの皮をむいたときのみ外部に露出することになります。

 以上から、大根に煮汁が良く染み込むには、“外周から中心に向かう流路”が露出するよう、皮の無い外周Aから煮汁を浸透させる必要があると考えられます。

 途中論理的でない部分があるようでしたら、ご指摘下さい。
(あと、大根の皮をむくと煮汁が染みやすい本当の機構をご存じの方がいらっしゃいましたら、ご連絡下さい。是非とも教えて欲しいです。)

 では、今回はここまでとします。

2014年1月23日木曜日

LAN内に設置する機器でお薦めのもの(その2)

LAN内に設置する機器でお薦めのもの(その2)

こんばんは、稲田商会です。

 先日投稿した記事「LAN内に設置する機器でお薦めのもの」の続きとなります。

サーバ(ソフトウェア):

○CentOS(無料)

WikipediaのCentOSから引用します。
CentOS(セントオーエス)は、Red Hat Enterprise Linux(以下「RHEL」と呼ぶ)との完全互換を目指したフリーのLinuxディストリビューションである。
「RHEL」は、サーバのLinuxOSとしては標準的なもので有料のサポートが付随するOSです。
 そのRHELと完全互換でありながら無料のOSがCentOSになります。
 CentOSは無料である分、判らないことは自分で解決する必要がありますが、インターネット上に色々と情報があるので、検索すれば答えやヒントが出てきます。
 とにかく無料でサーバを動かし、CPUパワーの必要が無いことという条件にはぴったりです。
 CentOSには「rpm」というパッケージ管理ソフトがありますので、WebサーバのApacheやDBサーバのMySQLなどが簡単にインストールすることが出来ます。
 サーバのことをするならLinux系OSの情報が多いと思いますので、CentOSをインストールされることをお薦めします。

該当製品(プロジェクトHP、英語): http://www.centos.org/

○Cacti(無料)

 WikipediaのCactiから引用します。
CactiはWebベースのネットワーク監視及びグラフ生成用オープンソースソフトウェアである。 指定間隔でポーリングし得られたデータをグラフ化する機能があり、一般的にCPUの負荷やネットワーク帯域利用幅などの時系列データを測定するために使用される。 一般的な使用法としては、Simple Network Management Protocol (SNMP) を介したスイッチングハブまたはルーターのポーリングによるトラフィック量の監視がある。
SNMP(情報を収集する場合の標準的なプロトコル)を介して情報を収集し、グラフ化してくれるツールです。
 CentOSの上で動くソフトウェアで、rpmで簡単にインストールできます。
 使ったことの無い方には「それが何の役に立つの?」と言われますが、管理する立場で使用すると「とにかくCactiを動かして情報を集めましょう」と言いたくなるソフトです。
 記事「オフィスにある情報機器の概要(その2)」でも以下のように書いたとおりです。
 監視ツールは、小規模のオフィスではあまり必要性が無いと思われるかもしれませんが、監視ツールでファイルサーバの容量やデータの流量、CPU使用率などを監視しておくと、「あと○○ヶ月でファイルサーバが一杯になる」とか「あそこの部署でデータが多く作成されているから、ファイルサーバの割り当てを変更しよう」とか「CPU使用率が高いのでファイルサーバを更新しましょう」とか、定量的な議論が出来る様になります。

ネットワーク機器:

○APC RS400 (UPS(無停電電源装置))

UPS(無停電電源装置)は、色々な会社が出していますが、標準的なのがAPC(会社名)のものになります。
 ただ、最近APCが買収されたようで“シュナイダーエレクトリック”と言う会社名となっています。(製品等の使用はそのままのようです。)
 ある程度以上の出力のタイプでは、USBで本体と接続して、UPSが稼働出来る時間があと何分とかの情報を伝えたり、停電状態になったことを伝えたりしてくれる機能があり、PC用のUPS監視ソフトPowerChuteが同梱されているものもあったかと記憶していますが、有料かもしれません。
 前回記事のNETGEARのNASのシリーズなら、UPSとNASをUSBで繋ぐだけでOKだと思います。
 購入する際には、稼働させる機器の消費電力とバッテリー稼働時間に応じてタイプを選択してください。
 特にバッテリー稼働時間は、「NASなどがシャットダウンするまでの時間だけ持てばよい」のか「短時間の停電程度の稼働は対応出来る」のかBCPなどと関係するので責任者などと確認し合意した上で話を進めた方がいいです。

該当製品(Amazon): http://www.amazon.co.jp/APC-RS-400%E9%9B%BB%E6%BA%90%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97-400VA-BR400G-JP/dp/B002GK2PQY/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1390314756&sr=8-1&keywords=apc+ups

○Netgear GS108T(スイッチングハブ)

ただのハブではなく、VLAN機能やポートとランキング、SNMPをサポートしているスイッチで低価格の製品です。
 「SNMPによるポート毎のデータ流量の監視」を目的とした場合、とても安価な方法になります。
 CPUを持ち、IPアドレスを使ってアクセスするので、スイッチ用にIPアドレスを用意するか、DHCPで取得出来るようにしておく必要があります。
 機器へのアクセスはウェブブラウザで出来ますが、内容は英語のみになります。

該当製品(Amazon): http://www.amazon.co.jp/NETGEAR-%E3%80%90%E6%9C%AC%E4%BD%93%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E4%BF%9D%E8%A8%BC%E3%80%918%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88-PoE%E5%8F%97%E9%9B%BB%E5%AF%BE%E5%BF%9C-%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%81-GS108T-200JPS/dp/B003QTZN3G/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1390315763&sr=8-1&keywords=netgear+gs108t

○YAMAHA RTX810(ギガアクセスVPNルータ)

ルータでよく使われているYAMAHAのルータです。
 セキュリティ的にしっかりしているので、使っていて安心です。(勿論変な設定をすると“危険”になります。)
 以前、YAMAHAのルータで、速度の点から古いものから新しいものへ置き換える作業をしたのですが、YAMAHAのルータの設定は、機器固有の部分などを除いて基本的に継承されており、ほとんど手間無く作業出来たので、互換性、継続性の面でも安心です。

該当製品(Amazon): http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%8F-YAMAHA-RTX810-%E3%82%AE%E3%82%AC%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9VPN%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC/dp/B005TC9B7M/ref=sr_1_6?ie=UTF8&qid=1390317372&sr=8-6&keywords=yamaha+rtx1200

○SANWASUPPLY 19インチラックマウントボックス

サーバやルータ、NASなどを設置する際に適当なキャビネットです。
 値段は高いですが、ラックマウント型のサーバを購入しても大丈夫な点と、耐荷重100kgと軽い人なら上に乗っても大丈夫なので、踏み台に出来る点でお薦めです。
 あと、特殊な形状の鍵もついていますので、セキュリティの向上にも繋がります。
 実物を見るとしっかりとした作りをしていて、(鉄板はロッカーなどより分厚いと思います)安心感、高級感があります。
 夏場用に出来れば低速静音型ファンを取り付けることが望ましいです。

該当商品(メーカーHP): http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=CP-103

 

2014年1月20日月曜日

LAN内に設置する機器でお薦めするもの

LAN内に設置する機器でお薦めするもの

こんばんは、稲田商会です。

 先日までの記事では、LANの機器の概要について記事にしたりしていますが、実際にどの程度の機器を話しているのかを明らかにしていませんでした。
 今回は、各機器についてお薦めするものを具体的に記してみようと思います。
 ここでの“お薦め”の意味は、私が以前に触ったりなどして、問題無く使用でき、操作性などがよかったものを指しています。(決して、同等他社製品と比べて優れているとの意味ではありません。)
 それなので、参考程度に見て頂ければと思います。

社員個人PC(ハードウェア):

 特にありません。
 個人PCは、業務内容に対して十分なCPU能力、メモリ容量、ビデオカード性能があれば後はソフトを入れれば良いだけです。
 技術的な仕事をされる方には、是非ともビデオカードを入れてあげてください。
 どんなに高いPCを買っても大体3年したら型遅れで、5年したらそろそろ故障か能力不足の可能性があることを考えると、そんなに高価なものを買うより、必要に応じてどんどん入れ替える方が良いと思います。

社員個人PC(ソフトウェア):

○MS Office

 オフィスソフトで今までの蓄積があるなら、MS Officeが必要でしょう。
 そうでもないなら、Open Officeなど無料のOfficeソフトでも良いかもしれません。

○CADソフト

 図面を扱うところなら、取引先との関係で特定のソフトウェアが必要になることと思います。
 出来れば、ネットワークライセンスなどサーバでライセンスを管理し、ライセンス数を少しでも減らすことを目指すと良いと思います。

○FujiXerox DocuWorks(有料)

 ADOBE Acrobatと同じ様に、印刷イメージをファイル化(独自のxdwファイル形式)するソフトです。
 使ってみると、Excelで作成したページとWordで作成したページをくっつけて並べ替え、一つのファイル(ソフト内では“バインダ”と呼びます)に出来るので、色々なソフトの出力をまとめて報告書にする場合などに非常に重宝します。
 さらには、PDFのような印刷イメージにオリジナルのファイルを添付して一つのファイルに出来るので、「こちらではきちんと打ち出せます。そちらのプリンタの設定と思われます。」などの話が出来ます。
 ビューワは無料で配布されているので、相手先にビューワを渡して見て貰うことが出来るのも良いです。

○Google Chrome(無料)

 ブラウザでInternet Explorer(IE)は、どうしてもセキュリティ的に弱いイメージがあるので、Google Chromeを使うことをお薦めします。
 ただし、IE用に作成されたホームページなどでは、一部正しく動かないことなどがあるので、パソコンスキルの低い人のPCにはインストールしない方が良いでしょう。


○Thunderbird(無料)

 私はメールは手元(PC内)にある方が良いと思うので、メール用のソフトをインストールしています。
 Thunderbirdは年度毎にフォルダに分けるなどしたら、添付ファイルで8Gバイトくらいに総データ量が膨らんでも実用的な速度で検索を行ってくれました。


○ESETパーソナルセキュリティ(有料)

 セキュリティソフトは、Symantecでも、VirusBusterでも、Kasperskyでも良いんですが、私はESETが好きで使っています。


○PuTTY(無料)

 サーバにCUIでログインするときに使うソフトです。
 軽いので、遠隔地のサーバにアクセスする場合もあまり気になりません。

該当製品(英語ページ): http://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/putty/

○RealVNC Viewer(無料)

 サーバにGUIでログインするときに使うソフトです。
 サーバの設定を自分の席から出来るので便利です。
 他の方の個人PCにRealVNCServerをいれておくと、画面を遠隔操作出来ますが、「勝手に動かさないで」と怒られます。



サーバ(ハードウェア):

○NETGEAR RN51662E

 NAS(Network Attached Strage)で使ったことがあり、内部がよく判ったハードウェアでした。(実際はこれの前の製品で、この商品は触っていません。)
 UPSをUSBポートに繋ぐと自動で認識してくれるのはとても良かったです。
 出来ればRAID6相当(同時にHDD2台が故障しても復旧出来る)としたいのでSATAのHDD6スロット以上あるモデルをお薦めします。

該当商品(メーカーHP): http://www.netgear.jp/products/details/RN51662E.html

○NECサーバ

 どこのメーカーのサーバーでも良いのですが、なんとなくNECを選んで使ってます。
 型遅れの10万円以下のサーバでも十分それなりに動くので、問題無いと思います。
 後述するようにOSはCentOSを入れるので、気になる方は動作確認情報を確認した上で購入してください。

該当製品(メーカHP): http://club.express.nec.co.jp/store/tokka/index.html


 すこし長くなったので、つづきは改めて投稿します。

2014年1月19日日曜日

小規模オフィスのLAN構築

 こんにちは、稲田商会です。

 本題に入る前に、少し雑談をします。
 いま考えている今後の投稿内容は、次のように進めたいと考えています。
  • (新規またはレイアウト変更時などに)小規模オフィスのLANを構築するときのこと
  • LANの(最低限の状態での)運用を開始した後に設定するときのこと
  • 運用が安定しだして、管理上の効率化や、新規のサービス提供をしたいときのこと
 ただ、記事を書いているときに思いついたことがあれば、予定から外れていくことがあるかもしれません。

 では、以下本題です。

小規模オフィスのLAN構築

 小規模オフィスで、新規に、またはレイアウト変更時等にLANを構築するときのことを書きます。

構築前の準備

 事前に準備したいのは、オフィスの平面図です。
 平面図には、次のことを書き込んでおきましょう。
  • 個人PCを配置する机の位置、使用する社員の所属、役職
  • 電源コンセントの位置、口数、系統(どの配電盤のどのブレーカに接続されているか)、アースの有無(アース付きコンセントか否か)
  • (LANケーブルが壁内配線など固定の場合)LANケーブルの取り出し口の位置、本数、固定配線の結線状態
  • 各機器の概略位置、消費電力
 机の配置に所属、役職の情報を付け加えるのは、ファイルのアクセス権限などを制限する際に、LANケーブルの系統単位で処理出来る可能性があることと、ケーブルを繋ぎ変えるなどの際の影響範囲を明らかにするためです。

 電源コンセントは、壁内配線の系統を明らかにしておくと、複合機のような消費電力の大きなところにPCをたくさん繋いでブレーカが落ちる事態を防ぐことと、電源にノイズが乗るなど異常が発生した場合に影響範囲の確認が可能となることになります。
 また、アースはファイルサーバなど重要機器には是非とも必要ですし、UPSの電圧レベリング機能を利用するには必要となります。もし、オフィスに無いなら(重要機器設置位置だけでも)導入することを検討してみてください。

 LANケーブルは、小規模オフィスでは床にそのまま配線することが多いでしょうが、壁内配線の固定配線がある場合には結線状態(どことどこが繋がっているか、どこで枝分かれしているか)を確認しておくと、固定配線の破損などがあった場合問題の切り分けが出来ます。

 各機器の概略位置、消費電力は、コンセント当たり、系統当たりの合計消費電力のチェック、を行うためです。
 平面図の例はこのようになるでしょうか。


配線、結線

 ある程度机の位置などが定まったら、平面図上で、LANケーブルの配線とハブによる分岐位置、電源延長タップの配置を決めます。
 LANケーブルの分岐位置は、後で機器が追加されたときに対応出来るか、ハブが故障したときに作業出来るかなどを考えて決めます。
 延長タップは、アース付のものもあるので、サーバなど重要機器やUPS用にはそれを使用してください。
 確認として、LANケーブルで“閉じた輪”や未接続箇所が出来ていないか、電源延長タップでぶら下がっている機器で消費電力合計が許容量を超えていないかをチェックします。
 小規模のオフィスでは、電源コンセントは近くに無いことが多いと思いますので、延長タップの取り回しは重要だと思います。

 時間的余裕がある場合には、ケーブルの両端にインシュロックなどでタグを付け、ケーブルの区別がつくようにすることが望ましいです。

 配線、結線が終わったら、まず電源を同時に入れてブレーカが落ちないことを確認してください。つぎに、インターネットが見えるかどうかなどLANの結線状態を確認してください。
 同時に電源を入れることで一番負荷の掛かった状態になるので、その状態でブレーカが落ちないならほぼ大丈夫と言えます。

 また、配線の状態を平面図に書き加え、電気配線図、LAN配線図として整理しておくと後で配線を変更する際の参考になります。
 併せてLANの結線構造や電気配線の系統を漫画的にまとめた図も作成しておくと、理解し易くなります。

 電気配線図と電気配線系統図の例です。


 LAN配線図とLAN結線構造図の例です。
 

IPアドレス、インターネットの設定

 最近のLANではTCP/IPでの通信となるでしょうから、IPアドレスの設定が必要です。
 個人PCについてはDHCPの自動取得が面倒が無くて良いと思います。
 複合機、サーバについてはきちんとIPアドレスを設定する必要があります。
 LAN内ですからIPv6にする必要はないと思います。(私としてはIPv6をチャレンジしたかったのですが、他の人に止められました。)
 個人PCの設定ではPCの名前をきちんと重複しないようにしてください。
 注意としては、Windows7機のXPモードは、PC内で仮想マシンとしてXPが動くので2台のPCが同時にあるようになるので、IPアドレスの重複やPC名称の重複が発生する可能性があります。

 インターネットの設定はブロードバンドルータに対して行いますが、VPNを貼るので無ければ設定ウィザードに沿って行うと出来ると思います。
 個人PCから直接PPPoEなどで接続する設定が残っていないか確認しておかないと、繋がらないと文句の出る可能性があるので注意してください。

 以上で、とりあえずLANが動き、個人PCからインターネットが見えるので、“仕事が出来る”状態になったと思います。
 ファイルサーバについて触れていませんが、外付けのハードディスクとしてなら稼働しているものと思います。
 今回の投稿は、とりあえずここまでとさせてください。

2014年1月17日金曜日

オフィスにある情報機器の概要(その2)

 こんにちは、稲田商会です。

 本題に入る前に、少し雑談をします。
 投稿された記事は、後から変更することがあります。
 特に、デザインなどについては記事を書きながら覚えている状態ですので、よく変更すると思います。
 勿論、記事の内容のうち技術的な事柄を変更する場合は、変更したことを明示するように書換ではなく追記となるようにしたいと考えています。

 では、「オフィスにある情報機器の概要」のつづきです。

スイッチングハブ:

 LANケーブルを枝分かれするのに使うものです。
 同じ様な形状でQoSやVLANなどの設定の出来るレイヤ3スイッチとそれらの無いレイヤ2スイッチがあります。(すみません、用語が正しく無い可能性があります。)
 レイヤ2スイッチとレイヤ3スイッチの差ですが、イメージ的にはレイヤ2スイッチは送られるデータをそのまま流すのに対してレイヤ3スイッチは優先順位の高低(QoSの設定)やデータの流す範囲(VLAN)などの設定をすることで、データの流れをコントロールする機能が付加されています。
 小規模のオフィスでQoSやVLANが必要とはあまり思われませんが、無線LAN経由で接続する携帯機器や外部とのデータのやり取りがあるPCなどを隔離するためには必要となります。
 一部のスイッチにはsnmpによるモニタリング機能があり、データ流量の監視が可能です。
 これらから、オフィスの情報機器を結線するための道具としてのみではなく、データの流れをコントロールする機器として捉えられます。
 「ここで枝分かれが必要だからハブを置いて」と考えるだけでなく、「ここはこちらからあちらに向かって重要なデータが流れて、そちらには外部からの通信が入るから通信の分離のためにレイヤ3スイッチを置いて」などデータの流れも考えることが望まれます。

サーバ(Web、メール、DB、アプリケーション等):

 社内向けのサービスをするサーバについての話です。
 当たり前ですが、サーバは、その上で動作するソフトウェアの種類、設定によって全く異なる動作をします。
 管理する立場から言えば、出来るだけサーバ1台に1機能のようにシンプルにしたいですし、購入する立場から言えば、1台で出来るだけ使い回して欲しいとなります。
 今ならクラウドなどで外部にサーバを立てて、それにアクセスするのも一つの手と思いますが、私は実体のサーバに機能単位で仮想サーバを複数立てて運用することが良いのではないかと考えます。
 理由として、外部サーバの設定ミスによる情報漏洩が懸念されること、小規模のオフィスであれば、それほど1つの機能で必要となるサーバのリソースは限られており仮想サーバでも十分と思われること、が挙げられます。
 Webサーバは社内に何かを見せる時に必要なのでほぼ必要になると思います。
 メールサーバはほとんどのオフィスでプロバイダのメールサーバを利用しているでしょうから、それからの移転の手間やセキュリティ対策を考えると、わざわざ社内に設置する必要はないと思います。
 メールのバックアップは会社にとって必要でしょうから、その点をどうするかが問題となります。メールのバックアップの例として、「通常のプロバイダのメールサーバを利用しながら、社内サーバからメールを取り出しDBに書き込むプログラムを作成し、DBにバックアップする」方法が考えられます。
 DBサーバは、1台をまとめて作成するのか、機能毎のサーバに含めてしまうのか検討する必要がありますが、バックアップ時の手間と容量、速度が主な検討課題かと思います。
 私は、小規模オフィスで容量、速度はあまり要求されないこと、仮想サーバではHDDイメージファイルでバックアップ出来ることから、機能毎のサーバにDBを含めるように運用するので良いと思います。
 アプリケーションサーバは、名の通りアプリケーションの動作するサーバですが、私の設定したのは、グループウェアと監視ツール、(先ほど触れた)自作のメールデータの取得と表示ツールのサーバです。
 監視ツールは、小規模のオフィスではあまり必要性が無いと思われるかもしれませんが、監視ツールでファイルサーバの容量やデータの流量、CPU使用率などを監視しておくと、「あと○○ヶ月でファイルサーバが一杯になる」とか「あそこの部署でデータが多く作成されているから、ファイルサーバの割り当てを変更しよう」とか「CPU使用率が高いのでファイルサーバを更新しましょう」とか、定量的な議論が出来る様になります。

UPS(無停電電源装置):

 UPSは、日本語で無停電電源装置のことですが、機能として、「電源遮断時の電力供給」機能に加えて、「電圧のレベリング」機能、「電源遮断の検知」機能を持つものが多いです。(名称はメーカーで違うので、カタログなどを参照してください。)
 「電圧のレベリング」機能は、電圧の変動を抑えて一定電圧で動作させるもので、ファイルサーバなど重要な機器には是非とも施して欲しい機能です。
 「電源遮断の検知」機能は、UPSとサーバ、個人PCなどをUSBケーブルかLANケーブルで接続し設定しておくと電源遮断時に「停電状態」をサーバや個人PCに通知してくれる機能です。
 UPSの電力供給能力は長くても30分から1時間程度と思いますが、電力供給能力の限界になったときサーバ側からは停電したのと同じ状態になってしまいます。
 「電源遮断の通知」機能があれば、電源遮断状態になった段階でサーバを自動でシャットダウンさせることが出来ます。(サーバ側に適切な設定が必要です。)

無線アクセスポイント:

 無線アクセスポイントは、オフィスの有線LANに無線LANを接続するための装置になります。
 LANケーブルで明らかに接続されていることが判る有線LANにくらべ、無線LANは部外者が接続する可能性についても検討し、対策しておくことが望ましいと考えます。

 以上、オフィスにある情報機器について大まかに触れながら、私の意見を書いてみました。

2014年1月15日水曜日

オフィスにある情報機器の概要

 こんばんわ、稲田商会です。

 サーバの設定等を書いていきたいとしていますが、まずオフィスにある情報機器について整理してみたいと思います。

 オフィスにある情報機器などとして思い浮かぶものをあげてみます。

  • 社員用の個人PC
  • ファイルサーバ(NAS)
  • (ブロードバンド)ルータ
  • 複合機(コピー、スキャン、プリンタ、ファクシミリ)
  • スイッチングハブ
 ここまでは、ほぼどのオフィスにもあるでしょうか。
 その他に思いつくものとして次のものがあります。
  • サーバ(Web、メール、DB、アプリケーション)
  • UPS(無停電電源装置)
  • 無線アクセスポイント
 こんなところでしょうか。
 以下、各項目について私の意見などを記していきます。

社員用の個人PC:

 特にありませんが、ウイルス対策ソフトは必ず入れるようにしましょう。

ファイルサーバ(NAS):

 私はLinuxOSのNASでも良いと思いますが、WindowsServerなどのOSを入れたサーバをファイルサーバとするのが速いようです。
 ポイントとしては、“HDDの故障は必ずある”と考えてミラーリングやRAID5、RAID6などが掛かる構成にすることと、保存データの増加量などから何年で満杯になるのかを考えておくことです。
 それから、保存データのバックアップについては別途検討してください。
 私は、RAIDのような“単一の筐体に納められたHDD群間での情報の冗長性”だけでは十分なバックアップとは言えないと考えます。
 企業であればBCP(事業継続計画)を考えられていると思いますが、“単一筐体内の冗長性”は火事による焼失、停電によるデータ欠損、盗難などに対しては全く意味を為しません。
 例えば、「DVDにこまめに焼いてメディアを金庫に保管する」などを検討する必要があります。
 あと、UPSを接続するべきです。(UPSの項で詳しく説明します。)

(ブロードバンド)ルータ:

 前の会社では、ルータはルータ本来の「インターネットへ接続するための装置」としてだけではなく、ファイアウォールすなわち「外部からの不要な接続を遮断する装置」として考えていました。
 ルータ本来の機能は、プロバイダから送られた設定を入れればよく、個人PCからネットが見えることで確認できますが、ファイアウォールとしての機能はLAN内の状況や外部からのアクセスなどを考えて設定する必要があります。
 私はYAMAHAのルータを設定したのみで他社のルータは判りませんが、ファイアウォール機能やTELNETログインなどの設定を色々悩んで決めていました。
 もし、ルータのファイアウォール機能を確認されていないなら、出来るだけ速やかに確認されることをお薦めします。

複合機(コピー、スキャン、プリンタ、ファクシミリ):

 昔はコピー機と呼んでいましたが、最近は複合機の呼び方が相応しいと思います。
 私は、スキャンとプリンタとしてのみ使用していました。
 ファクシミリとして使用されている場合、ファクシミリの内容をファイルサーバ等の外部に保存する機能を設定することをお薦めします。
 良くあることですが、「ファクシミリが届いたものの他の人がコピーと一緒に持って行ってしまい行方不明になった」「(印刷した紙が無いので)ファクシミリが届いたかどうかが判らない」などの問題の対処方法となります。
 その他に、ファクシミリが届いたらメールを送る機能を設定しておけば、届いたことが直ぐに判るようになり望ましいと考えます。

 文章が長くなったので、続きは改めて投稿します。

はじめまして、稲田商会です。

 はじめまして、稲田商会です。

 “備忘録的なもの”として、色々なことを書き残すためにブログを始めました。
 もし何らかの形で読んで頂いた方の役に立てば、望外の幸せです。

 初めての記事として、タイトルの「稲田商会」の説明と、これからどんなことを書いていきたいかについてを記します。

「稲田商会」の説明:

「稲田商会」としていますが、法人として登記されている訳ではなく、“個人が名乗っている”だけのものです。
 それなので、後日“会社の屋号とかぶるから名称変更をしろ”などの話が出てきた場合変更することになると思われます。
(今Google先生にお聴きしたところ、数社の「稲田商会」様が見つかりますね。先輩の“稲田商会”の皆さん、これからよろしくお願い致します。)

 この「稲田商会」は前の会社に居たときに同僚が「稲田商会で商売したら?」と言われたことから来ています。(その意味でその同僚には感謝しています。)
 今はしていませんし予定もありませんが、もし将来起業するとしたら「稲田商会」の名称を使いたいと考える位に気に入っている名称です。

これからどんなことを書いていきたいか:

ブログで書きたいと思っていることの一つはサーバの設定等についてです。
 私は、“(自分以外の)他の方に喜んで貰う”のが嬉しいと思う質なので、出来れば読んで貰った方の役に立つ情報を書きたいと思っています。
 そして、今までで一番私が他の方に役に立てていたのは、前の会社でPC等の設定やサーバの管理をしていたことではないかと考えます。
 前の会社では、小規模(20人程度)のオフィスでサーバを導入し社内用WEBサーバの稼働させたりしていました。
 そのときに得た知識などを整理して、書いていきたいと思います。