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2014年10月12日日曜日

日米欧の大手銀、スワップ解約一時凍結で合意

 こんにちは、稲田商会です。

 「何故このタイミングなのか」を考える必要がありそうに私には感じられます。

日米欧の大手銀、スワップ解約一時凍結で合意―破綻の影響を限定(ウォールストリートジャーナル)
2014 年 10 月 12 日 13:45 JST
 【ワシントン】日本、米国、欧州の大手銀行18行は11日、巨大銀行が破綻しても金融システムに影響が及ばないようにするための新たな手続きで合意した。
 18行は巨大銀行が経営危機に陥った場合、取引先の銀行がデリバティブ(金融派生商品)契約の解約や関連の支払いを要請する前に最長48時間の猶予を与えることで原則合意した。
 会合はワシントンの米連邦準備制度理事会(FRB)内で非公開で行われ、ゴールドマン・サックス・グループ、バークレイズ、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ、三菱東京UFJ銀行、クレディ・スイス・グループなど18行のトップが出席した。
 当局は経営危機にある銀行の資産と負債の一部を新たに設立する「継承」機関に移管する時間を確保することができるようになり、混乱時にデリバティブ取引を解約したり資産を売却したりする必要がなくなる。
(後略)



 これって、昨日書いた記事「英米金融当局が模擬演習」と合わせると、「もし何か経済的な問題が起こった際に当局側も連携するし民間側も連携する」ことを市場に強くアピールしたかったってことですよね。
 でもそれにしても、どうして今のタイミングなんでしょうか。

 この元記事では次の記述があります。

引用、ここから。
(前略) 
 今回合意した措置は世界各国の当局者が強く要請していたもので、「大きすぎてつぶせない」銀行の問題の解消が目的。こうした銀行は規模が巨大で銀行同士が密接につながっているため、1行でも破綻すれば経済全体に悪影響を与えたり、市場を混乱させたりする恐れがある。 銀行は現行の契約に含まれる一部の権利を放棄せざるを得なくなるため今回の合意は重要だ。合意した手続きは来年1月から実施される。
(中略)
 銀行監督当局は11日、大手18行の合意を歓迎した。FRBと米連邦預金保険公社(FDIC)は共同声明を発表し、「この取り組みを心強く思う」と述べた。
(後略)
引用、ここまで。

  これから、当局側の意向で民間側が対応したと言うことですね。
 きっと、近々何かが起きるかもしれないと当局側が考えて(例えば「アメリカの利上げで新興国周辺に大きな問題が起こる」とか、「ISISの関係で大きな軍事行動となり中東地域の不安定化になる」とか、「石油価格の急激な上昇または下降が起きて世界的な経済構造が大きく替わり始める」と)、備えているのではないでしょうか。

 私にはそれを明らかにする目が無いので詳細は全く闇の中ですが、波が大きくなることを考えて、少しキャッシュポジションを作るべきかなと考えてます。

 でもなー、先週の株安が痛かったから一回戻ったときに売りたいんですけれどねえ。

 すみませんが、株の神様、ちょっと相場を上げて貰えませんか?よろしくお願いします。

 それでは、今回はこのへんで。

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